総合理工学科 機械・航空宇宙コース
  • 宇都宮キャンパス
理工学部 総合理工学科 機械・航空宇宙コース

機械工学や航空宇宙工学に関する
ものづくりにかかわる技術者を育成します

総合理工学科 機械・航空宇宙コース
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実社会で生きる、実践的な学びが特徴
ものづくりに対して、強い意欲と豊かな感性や独創性を育み、機械工学や航空・宇宙工学の各分野に関して、実習や特別プロジェクトを通して学びます。

理工学の基礎科目と専門科目を徹底指導。そのうえで実験・実習を重ね、先進的な専門技術と幅広い知識、積極性・創造性を持つスペシャリストを育成します。

シラバス

総合理工学科 機械・航空宇宙コースのシラバス

授業紹介

CAD製図
多くの企業では、CAD(Computer Aided Design)を用いて、製図や設計を行っています。さまざまな3次元CADソフトがありますが、その中でCATIAはハイエンド3次元CADソフトの一つであり、世界中の自動車、航空機、電気産業などで広く利用されています。本授業では、CATIAの基本的な操作を実際にコンピュータを使って学ぶとともに、操作を通して図面から立体図をイメージする能力も身につけます。

機械工作実習
ものづくりの基本を学ぶために、精度検査、機械加工、電気加工、熱処理などの実際の体験を通して、加工法や検査法を習得します。本授業では旋盤、フライス盤等による切削加工や放電加工機による電気加工、熱処理による強度改善を体験し、また、マシニングセンターを含むNC工作機械に対するNCプログラム作成体験を通して自動加工を学びます。

材料力学1
材料力学は、負荷を受ける部材の内部に生じる力と変形に関する学問です。機械や構造物を設計するためには、使用中に機械などの各部材内部に生じる単位断面積当たりの力の大きさ(応力)や変形量を割合で表した値(ひずみ)を知っておく必要があります。本授業では、材料力学の基礎である応力とひずみ、単軸負荷による部材の応力と変形、単純なはりの曲げ問題について学び、これらの問題の解法を身につけることをめざします。

電気自動車
本授業では、駆動に関する原理と構造および作動原理について学びます。単に電気自動車と聞くと、バッテリーに充電してモーターで走る車と連想します。しかし、安全性、電費性、快適性など至る所に工夫があるのです。バッテリー、インバーター、モーターを中心に、それらの技術を実車に触れながら学びます。また、ハイブリッド自動車について、ハイブリッド機構の種類と各々の特徴について学びます。

宇宙ミッション入門
宇宙産業の市場規模は、2040年に100兆円規模になる見込みと言われています。きたるべき宇宙開発時代に備えて、本授業では、将来的に斬新な宇宙ミッションを創出できるようになるための第一歩として、超小型人工衛星開発の基本的な考え方を学び、まず机上で超小型人工衛星を設計できるようになることをめざします。超小型人工衛星でどのようなミッションを行いたいか、また、そのミッションを実現するためにはどのような衛星を開発する必要があるかなど、道筋を示すことができるようになります。

ロケット工学概論
多くの宇宙利用に用いられるロケットについて、その役割と概念を学びます。世界のロケットおよびロケットエンジンを例に、その特徴を示します。また、主に液体ロケットエンジン(例;日本のロケットH-2Aの1段エンジンLE-7A)のシステム、サブシステム、構造、性能について学びます。図・写真・動画により実際の物を紹介し、実際のロケットおよび液体ロケット製品について学びます。ロケットおよび液体ロケットエンジンの開発・研究を可能とする専門的な知識を身につけます。