佐藤佳子研究室
佐藤佳子研究室

佐藤佳子

太陽系創生から地球の歴史時代にかけて、惑星の進化に合わせて、地球の環境は多岐にわたって変化しています。地球の過去においては、現在問題となっている災害、温暖化などの参考になる現象をすでに経験しています。
 近年の地球科学分野の観測および数値解析によって生成される数値データは、観測技術の高度化や計算スケールの大規模化、分野の横断型などに伴って複雑化している。情報地球科学・情報惑星科学分野で扱われるデータの観測・計測、転送、収集、解析、保存、公開などの技術について、幅広い視点で科学的に分析を行う分野として近年さまざまな議論が行われています。また、昨今のオープンサイエンス、オープンデータといった開かれた、サイエンスデータの利活用についても、さまざまな分野から情報を分析し、ここから融合化した技術開発へつなげていくことが、実際の観測や数値計算、データ利用などの立場から情報惑星科学、情報地球科学、データ指向型科学に繋げられると考えています。他の研究機関などと共同研究なども活発に行なっており、さまざまな分析、分析装置や手法の開発なども含め、これまでの成果・特許などについてはResearchmapをご参照ください。

基本情報

教員名・所属 佐藤佳子 / 総合理工学科 情報科学コース
専門分野 情報地球惑星科学、地球惑星科学、地球年代学
研究テーマ 地球環境変動や太陽系内の地球の形成史(冥王代~現世)など、データベースに公開されている観測、分析データなどを用いた(場合によっては必要な分析装置を作成し)解析
研究キーワード オープンデータ、地球惑星科学、オンサイト分析、自動分析、環境分析
教員紹介URL https://www3.med.teikyo-u.ac.jp/profile/ja.c771fbcd45e51cc1.html

研究紹介

太陽フレアによる地上災害への影響について

太陽フレアによる地上災害への影響について
11年周期とされる太陽活動が、近年は14年に周期が伸びていることもあり、太陽活動の極大期が2025-2026年と予測されている。NICTにより宇宙天気予報が発信されるようになり、太陽濃くて因数が多い時期に太陽活動が活発化し、宇宙線や電磁気的な災害が予想されている。地上への災害は因果関係として、大気中の擾乱や撹乱などにより、解明が難しく複合災害などの減災のため、自然放射線のオープンデータや宇宙天気の衛星データなどのオープンデータを最新のプログラム言語を用いて解析し、地上への影響評価を行う。

モデル断層での熱流体による力学的影響のモデリングと熱年代学的影響について

モデル断層での熱流体による力学的影響のモデリングと熱年代学的影響について
一定の摩擦圧力下での高温時の年代の若返りやリセットなどを検出、モデル計算などを行うため、模擬的に断層を作り実験を行っている。岩質によっては、数秒程度でモデル断層が1000度を超えるため、摩擦面からの距離による熱伝導性と関与する、流体の熱と摩擦の挙動により、断層運動や、断層面の地震後の固結度などに影響を与える。そのため、防災や減災のため、物理学的な解析も含め詳細なモデリングが必要である。条件を換えての実験値を用いて、詳細に解析を行う。

オンサイト観測のための自動分析装置の開発について

オンサイト観測のための自動分析装置の開発について
海底、環境水、温泉などの流体中の希ガス同位体分析を行うため、自動分析装置の開発を行っている。超高真空から極高真空まで、装置内の物理的蒸留装置や物理的分離装置(佐藤・熊谷, 2020特許;Sato&Kumagai 2024EP特許、参照)を備えた真空環境を整え、前処理を自動化して質量分析計で自動測定を行うことを目的とする。マスフィルターなどを共同研究により内装し、プログラム言語を用いて自動化ソフトを作成し、機動的分析である研究船、AUV、フィールドでのオンサイトなどで分析を可能とする。刻一刻と変わる自然災害での測定を適宜通信機能を含め、無人化・自動化していくことで、自然災害の人への危険を回避しデータを採取することができる。