越岡康弘研究室
越岡康弘研究室

越岡康弘

航空機は空力技術、材料技術、エンジン技術、電気・電子技術、システム工学、信頼性工学などの最新技術を取り込むことで、20世紀後半より、急速にその航続性能、最高速度、経済性を進化させてきました。本研究室では、基礎流体の知見を活用した空力デバイスに関する研究、空力デバイスによる航空機の性能・特性改善に関する研究を進めています。あわせて、空力デバイスの開発にあたって必要となる風洞試験における実験・計測技術の研究開発、流れ場の数値解析に使用する数値解析手法の研究、低レイノルズ数領域における翼型特性の研究、特に翼型周りの流れ場に流体回路を構築するための研究を進めています。

基本情報

教員名・所属 越岡康弘 / 情報科学科通信教育課程
専門分野 流体力学、航空機工学
研究テーマ 流体現象を利用した空力デバイスの開発及びその適用による航空機の性能・特性の改善
研究キーワード 流れの安定性、低レイノルズ数翼型、航空機設計
教員紹介URL https://www3.med.teikyo-u.ac.jp/profile/ja.0c5f6d8d4db977ac.html

研究紹介

キャビティを用いた流体回路の構築

キャビティを用いた流体回路の構築
翼面上の境界層を適切な状態(層流、乱流)に維持することで、翼型の性能・特性の改善を図ることができる。トンボのコルゲート翼には、複数のキャビティがあり、翼面上の流れをキャビティ内の渦により制御していることが知られている。キャビティの作り出す渦擾乱と翼面上に設置された剪断流場により、擾乱の発振および剪断流による増幅作用を組み合わせることで、翼型の失速特性を改善することが可能となる。

低レイノルズ数翼型の揚抗特性の改善に関する研究

低レイノルズ数翼型の揚抗特性の改善に関する研究
揚抗特性に優れた低レイノルズ数翼型の設計では、翼前半部における圧力分布が大きな推力成分を持つことと、翼後半では境界層を確実に遷移させ、翼後半での圧力抵抗増加を抑制する設計が基本となる。これら二つの設計指針を両立させる翼型形状を追求する必要があり、これらの特性と翼型形状の特性量(キャンバと抑圧分布)の関係を調べることで、揚抗特性の改善を進めている。