生殖発生生物学研究室 (太田龍馬研究室)
生殖発生生物学研究室 (太田龍馬研究室)

太田龍馬

我々ヒトを含め有性生殖を行う動物は、生殖細胞(卵と精子)を作り、それらを受精させることで連綿と生命をつないできました。私たちは、この生命の連続性を担う生殖細胞がどのようにしてできるのか?を明らかにすることを目的として、主にキイロショウジョウバエを用いて研究を行っています。当研究室では基礎的な研究が主ですが、その成果は、生殖細胞を人為的にコントロールする技術の基盤になり、生殖補助医療への応用や水産・畜産分野における有用生物種の効率的な生産などにもつながります。

基本情報

教員名・所属 太田龍馬 / 理工学部・バイオサイエンス学科
専門分野 生殖生物学・発生遺伝学
研究テーマ 生殖細胞の形成メカニズムの解明
研究キーワード  生殖細胞系列、性決定、品質管理、キイロショウジョウバエ
教員紹介URL     https://www.e-campus.gr.jp/staffinfo/public/staff/detail/9906/32

研究紹介

生殖細胞の形成過程における性決定メカニズムの解明

生殖細胞の形成過程における性決定メカニズムの解明

生殖細胞の基となる始原生殖細胞は、胚発生の初期に形成されたのち、性が決定され、卵や精子へと分化していきます。しかし、始原生殖細胞における性決定機構の分子メカニズムは十分に明らかになっていません。私たちは、オスとメスの始原生殖細胞における網羅的な遺伝子発現解析や、RNA干渉法による遺伝学的な解析、さらには始原生殖細胞の移植技術などを用いて、生殖細胞の性差を生み出す機構の解明に取り組んでいます。

生殖細胞の形成過程における品質管理機構の解明

生殖細胞の形成過程における品質管理機構の解明

生殖細胞は唯一次世代に受け継がれる細胞です。したがって、DNAが損傷した異常な生殖細胞が作られてしまうと、正常な次世代を生み出すことができなくなってしまいます。これを防ぐために、生殖細胞が作られる過程で、異常な細胞を排除し、質の良い生殖細胞を選び出すしくみ(品質管理機構)があると考えられてきました。私たちはこれまでに、Mycと呼ばれる遺伝子の発現低下が異常な生殖細胞の排除に関わることを明らかにしました。今後は、DNA損傷からMycの発現低下に至るメカニズム、Mycの発現低下により誘導される細胞の排除メカニズムを明らかにすることで、生殖細胞の品質管理機構を解明していきたいと考えています。

論文発表・学会発表

論文発表

演題名 雑誌名 研究室 内容
Absence of X-chromosome dosage compensation in the primordial germ cells of Drosophila embryos. Scientific Reports 11, 4890 (2021) 生殖発生生物学研究室 詳細

学会発表

演題名 学会名 研究室 内容
ショウジョウバエ生殖系列におけるX染色体の数に依存した自律的な性決定機構 日本動物学会 生殖発生生物学研究室 詳細
ショウジョウバエにおける生殖系列の品質管理機構 新学術領域「配偶子インテグリティの構築」「全能性プログラム」合同公開シンポジウム 生殖発生生物学研究室 詳細

先生ってこんな人研究の詳細や、研究に対する熱い思いなどを更に詳しくご紹介します

太田龍馬の紹介

先生方が日々取り組んでいる研究について、どのようなきっかけで取り組むようになったのか、その研究はどのような形で社会に生かされていくのかなど、研究室紹介だけでは紹介しきれない内容や、普段なかなか知ることのできない先生方の研究に対する熱い思いなどをご紹介します。

太田龍馬の紹介