平沼 望さん
学部・学科
教育学部 教育文化学科
合格した自治体
東京都教員採用選考試験合格(特別支援学校)
高校の部活動の顧問の先生と出会えたからです。先生は、生徒一人ひとりのことをちゃんと見て褒め、叱り、人として大きく成長させてくれる方でした。私もそんな教員になりたいと思い教職をめざしました。特別支援学校の教員になりたいと思うようになったのは大学生になってからです。ゼミに所属し、アルバイトやボランティア活動で特別な支援を必要とする子どもたちと出会い、この道に決めました。
授業やゼミを通して専門的な知識を身につけると同時に、特別支援学校でのボランティア活動やデイサービスでのアルバイトを経験しました。実際に子どもとかかわることによって、この仕事の大切さを実感することができました。大学生活で学んだことを子どもとかかわる中でアウトプットすることが、実際の現場に出たときにとても役立つと考えています。
大切な仲間やすてきな先生に出会うことができました。そのような出会いがあったら、受験期を乗り越えることができたと思います。また、通い続けた結果、苦手意識をもっていた小論文がいつの間にか得意分野になっていました。勇気を出して教職センターに入ったあの日が私にとってのターニングポイントになりました。
効率よく対策を行うために、まずは受験する自治体の傾向を知ることが大切です。過去問題や教職センターの先生からの情報をもとに、「筆記ではどんな問題が出やすいのか」「面接ではどんなことが聞かれるのか」を徹底的に調べました。傾向を知ることで、自分がすべきことを明確にすることができます。また、友人と一緒に対策することもおすすめです。励まし合い、情報を共有し合える友人の存在は大きかったです。
研究授業の重要性です。1回の授業で100の準備をしたつもりでも、生徒に与えられるものはその中の10だったりします。1回の授業で100のことを伝えるためには、教材研究において1000、2000という準備が必要だと感じました。また、一人ひとりに合った支援を行う先生方から、実態を的確に把握しそれぞれの良さを引き出す力の大切さを学びました。
「居場所」をつくれる教師になりたいです。子どもにとっても保護者にとっても「この人なら」と信用してもらえるように、一人ひとりと真剣に向き合っていきたいと思います。そのために、相手の立場に立ち相手の気持ちに「共感する心」をもち続けていきたいです。教員という立場であっても、「子どもから学ぶ」という姿勢を忘れずに過ごしていきたいです。
同じ夢をもつ仲間が近くで一緒にがんばっていること、どんな時でも自分を支えてくれる人がいること、そのすべては決して当たり前でありません。だからこそ感謝の気持ちを忘れないことが大切だと感じます。そして、たまには息抜きも大事です。趣味に夢中になったり、アルバイトをしたり、ボランティア活動をしたり、遊びに行ったり、今しかできないこと、今だからできることをたくさん経験してください。応援しています!