センターの概要・理念
センターの概要・理念

センターの理念

本センターが設置される板橋キャンパスはもちろん、全学の女性研究者をサポートするために活動します。そのために、すべての職員が働きやすい環境について評価・分析するなど、広い視点によるサポートで、女性医師や研究者が多様なキャリアパスの選択ができるようになることをめざします。
女性の潜在能力を最大限に引き出し、女性の社会的役割と両立させながら質の高い研究活動が生涯にわたって行えるよう、女性医師ならびに全学の女性研究者の人材育成をします。

センター長からのメッセージ

センター長<br />冲永 寛子教授
センター長
冲永 寛子教授

2013年4月1日に女性医師・研究者支援センターが帝京大学に開設されました。本学では、女性の潜在能力を最大限に引き出し、女性の社会的役割と両立させながら質の高い研究活動が生涯にわたって行えるよう、女性医師 ならびに男女を問わず、研究者の人材育成を全学部にて行っていきます。

本センターでは各学部における男女共同参画委員とともに、男女を問わず本学で働く皆さんにとって働きやすい職場環境の実現と、研究・教育の場が魅力的になることをめざし、活動していきます。

 

センター長
冲永 寛子教授

東京大学医学部医学科卒業。
博士(医学)、医師。
東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科を経て、帝京大学副学長・医学部教授・常務理事。
日本内科学会、日本内分泌学会、日本糖尿病学会、日本甲状線学会などに所属。

設立の経緯

女性医師・研究者にとって、教育・研究の場がより魅力的になるように、制度・環境の充実が求められています。また、日本が直面している慢性的な地方の医師不足、医療崩壊への対策として、女性医師・研究者による医療の分野での活躍を望む声が高まっています。

女性医師・研究者のサポートを目的として設立されました

日本における女性の社会進出はOECD諸国の中で極めて遅れており、高齢化社会、出生率低下の現代社会において喫緊の課題です。医療においても2004年に新医師臨床制度が導入され、マッチングに伴う大学入局者の減少、地方における医師不足、医療崩壊などから、女性医師による医療現場での活躍が望まれています。

こうした背景を受け、文部科学省あるいは科学技術振興機構を中心に、女性研究者支援ならびに男女共同参画活動を推進する動きがあり、すでに国立大学を中心に盛んに活動が行われています。私立大学においてもこのような活動は必要であり、帝京大学は2013年4月1日に女性医師・研究者支援センターを設立しました。

この活動は女性が仕事と家庭を両立できるほかに、若手の科学研究者の潜在能力を発掘することで、将来の日本の医学の発展に大きく貢献することが期待されています。特に帝京大学板橋キャンパスは医療系キャンパスとして、日本が直面している少子高齢化時代の医療人材育成という重要な役割を担っており、各講座や帝京大学臨床研究センター(TARC)、公衆衛生学研究科(専門職大学院)などと連携し、総力をあげて研究者育成に取り組んでいます。