林 丈一郎さん
林 丈一郎さん

林 丈一郎さん

林 丈一郎さん
学部・学科
医療技術学部 スポーツ医療学科 健康スポーツコース
合格した自治体
福岡県教員採用選考試験合格(中学校・保健体育)

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

中学1年生の時に「タレント発掘事業」という福岡県のスポーツ教育活動に選出されたことがきっかけです。さまざまなオリンピック競技を経験し、ボクシングと出会い、大きな夢を見つけることができ、私の人生が大きく変わりました。次は私が義務教育の現場で学生に運動を通して楽しみや喜びを与え、生徒たちの人生をより豊かにしたいと思い、教員をめざすようになりました。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

何事にも全力で挑戦しました。勉強や部活動に取り組むのは当たり前ですが、アルバイトや資格取得、趣味や友人との娯楽など「したい」と思ったことをすぐに、全力で行うことを意識しました。勉強をしていれば教員になれるかもしれませんが、人間的な魅力や自信をもって語れるものがなければ、学校や生徒、保護者に必要とされる教員にはなれないと思います。そのため多くのことや立場、さまざまな気持ちを経験し、自分を磨きあげる、まさに「自分流」を見つけることが教員になるために必要な取り組みだと考えます。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

感謝しかありません。いつも優しく、時に厳しい言葉をかけていただきました。その言葉や指導が私の心に火をつけ、がんばるための力を与えてくれたと思います。特に面接練習では、長年現場を経験された先生方ならではのアドバイスや指導が、教職に対する考えを深める機会となり、発言に自信がもてるようになりました。利用して本当に良かったです。教職センターがあったからこそ合格することができたと思います。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

教職センター主催の「教師への夢 応援プログラム」で同じ夢をもつ熱い仲間とともに学習することが重要です。むしろ仲間がいないと絶対に合格できませんでした。一緒に学習することで、自分の学習状況が明確に分かるだけでなく、間違いやすいポイントを共有することができます。何よりも仲間ががんばっていると自分もがんばれます。そうすると、学習することが「苦しい」から「楽しい」に変わっていきます。仲間とともにがんばった時間は私の財産になりました。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

すべての教育活動にねらいがあり、生徒第一に考えることを学びました。何を行うにしても目標があるように教育活動にはねらいがあります。ねらいに即して方法を選択し、指導を行うことが流れではありますが、学級学年によって実態が異なるため、生徒に合った方法を見抜き、さまざまな指導方法ができる必要があります。実習では自分の力のなさと現場の先生の偉大さを感じました。どんなにイメージして準備をしても現場はそれを超えてきます。どんなことが起きても対応できる力が必要で、先生方はいつも生徒第一に考えていることが授業や職員室での会話、学校生活の中で実感することができました。

Q6. めざす教員像を教えてください。

挑戦する勇気を与え、生徒がもっている可能性を広げることができる教員になります。私の大好きな「スポーツ」を通して、生徒が楽しいと感じる授業を行いたいです。また、私が福岡県の教育活動によって可能性を与えられたように、次は私が生徒の可能性を広げ、夢に挑戦する勇気を与えられるよう、常に学び続ける教員でありたいと思います。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

「教員になりたい!」という強い思いを実現するために、まず自分の現状を知ってください。教員採用試験に合格できるほどの能力があるか、教員になって生徒に求められるような人間的な魅力があるかを考えてほしいです。そうすればこれから自分がすべきことが見えてきます。合格するまでの道のりは楽なものではありませんが、同じ夢をもつ最高の仲間とともに全力でがんばってください。今度、あなたがここに載っていることを楽しみにしています。