松田 千慧さん
松田 千慧さん

児童全員が毎日笑顔で過ごせるような教員をめざします

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

最初に意識したのは中学2年生の時です。妹の存在が一番大きなきっかけとなり、特別支援学校の教員を一つの目標として考え始めました。その後も、現場の先生方とのかかわりや授業を実際に参観することで、特別支援学校の教員になることを強く志すようになりました。実際に特別支援学校に通っている子や学校の様子を知って、楽しさややりがいを知りました。児童が、笑顔になってくれることや慕ってくれる経験を通して自分に向いているのではと思いました。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

特別支援学校の教員になることを目標に大学に入学したため、積極的に特別支援教育について学びました。特別支援教育のゼミに入り、特別支援教育について自分で研究したり、人の発表から学んだりして、より専門的な知識をつけることができました。小学校と特別支援学校の違いを意識しつつ、自分に必要な知識や技術を身に付けようと学んできました。また、ボランティアを行い、実際の現場の雰囲気や子どもたちの様子などを知ることができました。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

筆記の内容での質問や小論文の添削で訪れた際、教職センターの先生方はとても優しく丁寧に教えてくださいました。私は教員採用試験に対しての不安がとても強く、何回も不安を教職センターの先生方に聞いていただきましたが、いつでも真摯に話を聞いて下さいました。勉強以外の心理面などでも相談にのってもらえるのでとても心強い存在でした。たくさん利用したことで頑張ろうと思えたため、通ってよかったと思っています。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

一次までは、ひたすら参考書を解きながら小論文の添削を少しずつ進めていました。大学推薦をいただいていたので、面接練習も同時に行っていました。参考書で解けない問題には印をつけておき、できるまで繰り返したり、友達と問題を出しあったりして学習しました。小論文はとにかく書いて慣れるために数をこなしました。二次の面接練習は自主的に行ったり、参加できる練習の機会は自主的に参加したりしていました。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

小学校の教育実習では教材研究の大切さを学びました。教員1人に対して児童は40人程度いる学級もあるため、教員1人のとても高い力が求められると感じました。職員同士で協働し、チーム学校として協力し合うことが大切だと分かりました。特別支援学校の教育実習では、児童一人ひとりとのかかわりの大切さを実感しました。また、児童の実態を把握する力を付けることが必要だと感じました。そのため自ら積極的に児童と会話し、理解しようとする態度を身に付ける必要があると思いました。教材研究や実態把握、協力し合うことは小学校、特別支援学校という校種に限らずどちらでも大切なものだと学びました。

Q6. めざす教員像を教えてください。

児童全員が毎日笑顔で日々を過ごせるような教育ができる教員になりたいと思っています。世の中の障害に対する理解がなかなか進んでいないという現実があるため、児童たちが社会の中で生きづらく感じてしまう場面もあります。そのような場面でも、児童たちが笑顔で過ごせるような教育ができる教員になりたいと思っています。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

ボランティアや実際の学校現場で多くのことを学び、教員という職についてよく知ることが大切だと思います。現場を知っているだけでも大きな自信につながります。現場の先生方と繋がりをもって多くの知識を吸収できると、大きく成長できるのではないかと思います。また、挑戦する心が大切です。私自身、挑戦せず大切な機会を逃したこともあります。やってみないと分からないことはたくさんあるので、ぜひ多くのことに挑戦して知見を深めてみてください。