岩崎 愛由さん
岩崎 愛由さん

小さな努力をコツコツと。毎日一つずつでも達成すれば必ず大きな成長につながります

Q1. 教員をめざしたきっかけを教えてください。

私が小学校6年生のときに担任をしてくださった恩師との出会いです。その先生は、いつでも私たちに向き合ってくれていました。それだけでなく、子ども同士の対話をとても大切にしていました。その先生がいてくれたおかげで、信頼できる仲間ができ、小学校生活の締めくくりの学年が思い出深いものになりました。今だからこそそのように感じています。6年間という長い時間の中で人間形成に携わることに魅力を感じました。

Q2. 入学後、教員になるために取り組んだことを教えてください。

小学校のボランティア活動や、宿泊行事に指導員として引率に積極的に参加しました。実際の現場で経験することは何より大切だと実感しています。子どもとのかかわり方や先生方の様子を知ることは、自分自身の考え方の変化につながったり考えるきっかけになったりします。明確な目標をもつためには、経験によって視野を広げることが必要不可欠であると考えています。

Q3. 教職センターを利用してどうでしたか?

とても心強い味方です。小論文の添削や個人面接、場面指導の練習など数えきれないくらいの指導をしていただきました。それだけでなく、応援の言葉をかけてくださったり私たちの話を親身になって聞いてくださったりと、心の拠り所となるような存在です。一度教職センターに行けば、必ず一つ以上のことを学ぶことができます。いつでも私たちの強い味方でいてくださり、心から感謝しています。

Q4. 教員採用試験の対策を教えてください。

私の試験対策はたった一つです。それは「日々努力」です。具体的な対策は、自治体や個人の向き不向きによって変わることがあります。ですから、全員ができる対策はこれしかありません。言い方を変えると、誰でもできることです。試験対策をしていくうえで、常に課題や自分に不足していることが見えてきます。それを小さな目標にして毎日一つずつでも達成していけば、必ず大きな成長になります。小さな努力をコツコツと。それが「日々努力」です。

Q5. 教育実習で学んだことを教えてください。

教育実習で学んだことは、大きく分けて二つあります。一点目は、児童の実態把握の大切さです。教育現場で何より重要なのは授業づくりだと考えています。学年・学級によって子ども同士の雰囲気がさまざまです。私が同じ教材で道徳科の授業をいくつかの学級で実施したとき、子どもの反応はまったく違うものでした。児童の実態を把握することで、より学びやすい授業づくりができます。二点目は、見通しのある指導をすることです。学級担任を務めることは、子どもの将来に影響を与える重要な役目だと感じました。どのような人間であってほしいのか、これからどのように生きてほしいのかを明確にした指導をするべきだと学びました。

Q6. めざす教員像を教えてください。

子どもが毎日笑顔で過ごせる学級をつくる教師になりたいです。子どもにとって、学校が楽しいと思うことが一番大切だと思っています。私が笑顔でいることはもちろん、学習の達成感や学級の安心感を得ることのできるように工夫をします。そして、子どもと一緒に成長していく教師でありたいです。

Q7. 教員をめざす在学生にアドバイスをお願いします。

教師をめざすことは、人間として成長できるチャンスでもあると思います。私は大学生活や試験対策を通して、自分と向き合うことができました。今まで気が付かなかった自分の弱さ、そして強さを知りました。目標に向けた努力があってこその成長です。そのためには、仲間がとても大切な存在です。同じ自治体でもそうでなくても、刺激し合って助け合える仲間が必ずいます。みなさん、全力で駆け抜けてください!そして、大学生活も試験勉強も楽しんでください!