
- 八王子キャンパス
外国語学部 外国語学科 スペイン語コース

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広大なスペイン語圏と日本の架け橋として
活躍できる人材を育成します
スペイン語は、世界で英語などとならび多くの国々で、多くの人びとに使われている言語です。スペイン語コースでは、語学修得とともにスペインおよびラテンアメリカ文化への理解を深めます。スペイン語によるプレゼンテーション能力を高めたり、日本に住むラテンアメリカの方々と交流するなど、座学にとどまらない実践的な学びにより、将来的に、スペイン語圏の国々と日本との架け橋として活躍できる人材の育成をめざしています。
発表能力を鍛えるため、スペイン語でプレゼンテーションする授業を実施
「総合スペイン語」では、文法的な知識を実践で使えることに力点を置いた授業を展開しています。学生たちは数人のグループに分かれ、自己紹介、思い出、大学卒業後の進路など与えられたテーマについて口頭でプレゼンテーションします。この模様はビデオに録画し、後でそれを見ながら間違いをその場でチェックします。聞き取りを鍛え、質問もスペイン語でできるよう、授業は8割方スペイン語で行われます。
スペイン語コースでは、実用的なスペイン語力を高め、専門的な研究へと発展させる体系的なカリキュラムを設定しています。1年次は基本的な文法を学び、日常生活で必要な最低限のスペイン語を運用できるレベルをめざします。2年次ではその知識を専門的な学習へと発展させ、3年次のセミナーでは発表やディベートを通じて学生同士が主体的に学びます。4年次でさらに高度な専門研究にチャレンジし、集大成としての卒論などに取り組みます。
ラテンアメリカの社会と文化
ラテンアメリカと呼ばれる地域は、北アメリカ大陸のメキシコ、中央アメリカ、南アメリカおよびカリブ海地域を含む広大な地域です。自然、地理、民族も多様であり、文化的にはアンデス地域、中央アメリカ、メキシコなどの先住民文化圏、カリブ海諸国やブラジルなどのアフロアメリカ文化圏、南アメリカなどのイベロアメリカ文化圏があります。本授業はこれらの多民族、多文化社会の魅力と問題点を探ります。
前期はこの地域を代表するマヤ、アステカ、インカの古代文明について学び、後期には植民地社会、先住民の抵抗運動、独立を経て現在のラテンアメリカを形成する過程の解放と闘争の思想、現代社会の抱える問題(貧困、マフィア、ゲリラなど)について学びます。
国際ボランティアと地域理解
本授業では世界のさまざまな問題と、解決のための国際協力やボランティア活動について学びます。前期には子どもの権利条約を学ぶとともに、日本や世界の貧困と児童労働問題などについて学習を深めます。また、国際ボランティアの専門家や企画運営にかかわる外部講師の方々から、ボランティア活動の歴史や意義、そこから得られる学びについて聞き、ボランティアの機会を紹介していただきます。それらをふまえ、関心を持った点を調べて学生自身が発表します。
後期には、同じ分野でも各国によって現れ方の異なる世界各国の制度や習慣をグループで調べて発表し、さまざまな社会のあり方、文化や習慣の違いを知り、将来、国境を越えて活動する若者の基礎力を養うことをめざします。
プレセミナー
この授業では、スペインおよびラテン・アメリカ諸国の文化や歴史、社会状況などについての知識を深めると同時に、さらなるスペイン語能力の向上をめざします。
教材としてスペイン語で書かれたテキストを用い、教員の解説と共に生徒はその内容を日本語に翻訳します。その間生徒は新しいボキャブラリーや表現方法を身につけることになります。また必要に応じて文法などについても補足説明をします。その後、教員は簡明なスペイン語でその日のテーマについていくつかの質問をし、スペイン語で回答してもらいます。また、スペインおよびラテン・アメリカの日常生活などに関する会話練習を実践します。さらには学習テーマについて視聴覚の面からの理解を深めるため、楽しいDVD教材を用います。言語の背景にある文化などを理解しながら、会話力も上達させる目的で進行する授業です。
GPA(Grade Point Average)制度の導入の趣旨は、1. キャンパスとして統一した基準を作成すること、2. 公平性に優れた基準であること、3. 国際的に通用する基準であることとし、学生の学修の成果をGPAという客観的な数値で評価するものです。またこの制度は、欧米の大学で採用されている成績評価制度に概ね準拠しており、海外留学、海外の大学院進学、外資系企業への就職などの際に学力を証明する指標として、海外でも通用する成績評価制度となっています。
区分 | 評価 | GPA | 成績評価基準 | 評価内容 | (英文内容) |
---|---|---|---|---|---|
合格 | S | 4.0 | 90点以上 | 特に優れた成績を表します。 | (Excellent) |
A | 3.0 | 80点台 | 優れた成績を表します。 | (Good) | |
B | 2.0 | 70点台 | 妥当と認められる成績を表します。 | (Satisfactory) | |
C | 1.0 | 60点台 | 合格と認められる最低限の成績を表します。 | (Pass) | |
不合格 | D | 0.0 | 60点未満 | 合格と認められる最低限の成績に達していないことを表します。また、授業等の出席日数不足および当該授業における試験の未受験等も含みます。 | (Failure) |
対象外 | N | - | - | 編入や留学等により他大学等で修得した科目を本学の単位として認定したことを表します。(単位認定科目) | (Credits Transferred) |
履修登録をします。ポータルサイトを利用しWeb上で履修登録を行い、履修確認もしっかり行います。春期・秋期、それぞれに行う必要があります。
授業に出席します。授業は全部で15回です。(春期・秋期とも)
授業をよく聴き、教科書や参考書を熟読し理解を深めましょう。通常は、週1回の授業に対し予習・復習に各2時間が必要です。したがって、1日2科目の授業があると、予習復習で8時間必要になります。
すべての授業において、初回の授業から必ず出席してください。また、それに間に合うように教科書を購入しておくと良いでしょう。
科目によって試験を受けることや、レポートを提出することがあります。(評価方法は担当教員によって異なります)
S・A・B・Cの評価がついた場合は、合格となり、単位を修得したことになります。なお、D評価の場合は不合格となり、単位を修得できていないということになります。必修科目でD評価となると、翌年度以降再履修しなければなりません。
また、単位を修得した科目は、再度履修することはできません。
科目の種類 | 必修・選択の別 | 所要単位数 | |||
---|---|---|---|---|---|
総合基礎科目(※2) | Ⅰ:大学での学び方 Ⅱ:人の心と思想を学ぶ Ⅲ:歴史と文化を学ぶ Ⅳ:社会と経済のしくみを学ぶ Ⅴ:法律と政治のしくみを学ぶ Ⅵ:自然法則と数理科学を学ぶ Ⅶ:地球環境と生命科学を学ぶ | 選択 | 12(※1) | ||
外国語科目 | 必修 | 32 | |||
専門科目 | 専門教育科目(※2) | 必修 | 18 | 46 | |
選択必修(※3) | 4 | ||||
選択 | 24 | ||||
共通選択科目 |
| 選択 | 34 | ||
合計 | 124 |