ゼミ活動
ゼミ活動

実学重視のゼミで、創造性やリーダーシップを涵養します

経済学部のゼミの多くは、現代の日本経済の状況や企業経営の実際をテーマとする「実学」を重視したゼミです。フィールドワークやデータ分析を通して、テーマを深く掘り下げる過程で、経済学の専門知識に加えて創造性やプレゼンテーション能力、リーダーシップを涵養し、社会で通用する確かな力を身につけます。

経済学科

堀内英次ゼミ

堀内英次ゼミ 『日本企業のありかたを学び、チームへの貢献力を養う』
経済のグローバル化の中で、最近苦境に陥っている日本企業はどうすれば復活できるのか。堀内ゼミではそのテーマについて、国際経営に関するテキストを2、3冊使って、じっくり学びます。本ゼミでもう一つ重視しているのは、社会に出て重要となる、チームに貢献する力をつけてもらうことです。本ゼミではチーム対抗でプレゼンテーションを競い合います。そのため、ゼミ生は毎週何度も夜遅くまで図書館で勉強を頑張っています。真剣に協力し合い、競い合う中で、ゼミ生は人との信頼関係の築き方やリーダーシップなども学んでいきます。ゼミや就活を終えた先輩からいろいろな経験談を聞く機会も最近多くなり、先日はゼミの10周年記念にOB・OGも参加した同窓会が行われ、学年を越えた交流がますます広がっています。

堀内 英次准教授

国際経済学科

比佐優子ゼミ  『はちみつ・山椒プロジェクト』
はちみつと山椒の知識の習得、食品および化粧品の国際展示会場への見学と参加、商品の生産工程、予算、資金獲得、商品開発、デザイン、広告、販路など学生主体でグループをもとに実際におこなっています。さらに自然環境にも視野を広げ、大学のある多摩地区の里山の自然と地産地消などを通じて、身近な街の自然環境の変化を理解することも視野に入れています。

比佐 優子教授

地域経済学科

内貴滋ゼミ

内貴滋ゼミ  『英国との違いから日本の地方自治を考える』
英国バーミンガム大学から名誉フェローの称号を授与された内貴先生のゼミでは、日本と英国の政治や制度の違いを学びながら、地方自治や地方分権のあり方について考えていきます。民主主義の発祥の地である英国の成り立ちから、街や故郷を活性化させていく人材の育成を目的としています。

内貴 滋教授

地域経済学科のゼミ

経営学科

飯塚陽介ゼミ

飯塚陽介ゼミ 『経営理論と実践を統合し、「ヒットの要因」や企業戦略を解明』
ゼミのテーマは経営戦略論。特徴は、理論と実践の統合です。前期に行うビジネスゲーム「MESE」(提供元:ジュニア・アチーブメント日本)では、グループに分かれてコンピューター上の仮想企業の経営をします。学生たちに渡されるのは実際の企業と同じような財務諸表、ここから戦略を練り上げます。授業で学んできた理論や知識が実践の中で統合されます。

飯塚 陽介准教授

観光経営学科

大下茂ゼミ

大下茂ゼミ 『まちづくりを提案し、現場でさまざまな体験を重ねる』
観光のちからで地域を元気にすることがテーマ。そのため著名な観光地ではなく、観光によって磨きあげようとしている地域での研究をしています。テーマは「観光まちづくり」「観光事業推進」「復興観光」の3つ。グループワークを主体に、まちづくりへの提案を行うとともに、現場でのさまざまな体験を重ねています。
2013年度のゼミでは、船橋市下総中山(法華経寺門前商店街)、学内での特別企画、八王子いちょう祭りにおいて気仙沼市の復興観光をアピールするイベントを考えました。いざ計画を実行に移してみると、集客に苦労したり、ニーズがなくて採算が取れなかったりと問題が発生します。しかし、失敗を重ねることで経営の何たるかが少しずつ見えてきます。失敗することを恐れては何の進歩もありません。失敗から学ぶことが大切です。その結果、学生は観光・集客の基本である「人の気持ちに寄り添うことの大切さ」について考え始めることにつながると思っています。

大下 茂教授