救急救護学専攻
  • 板橋キャンパス
医療技術学研究科 救急救護学専攻

救急救護体制の更なる進歩に貢献できる
高度専門職業人を育成します

救急救護学専攻では、「救急現場から医療機関までの救急救護領域および災害・防災に関する豊かな学識と高い教育指導・研究能力」、「科学的分析、理論的思考をもとに科学的な根拠のある改善策を行政等へ提言できる能力」、「質の高い救急救護行政、危機管理を運営するマネジメント能力」、「関連職種・機関との良好な連携が図れるコミュニケーション能力」を養成します。入学後も引き続き勤務を続ける社会人が就学できるよう、2年間の修業年限を超えて、3年間にわたり計画的に教育課程を履修し、課程を修了する長期履修制度を設けています。

4つの専門分野

救急救護医学分野

救急救護活動に有効な医療上の対応や傷病者対応法を導き出し、緊急傷病者の症候・病態を的確に捉えて判断、医療処置、搬送・引き継ぎをする救急救護医学について考察します。また、外因性の傷病者が呈する症状・徴候・病態を医学的に把握し、その鑑別・判断方法、緊急度・重症度、救急救命処置、病態に見合う的確な搬送と病院選定について、医師が実施している診断学手法を救急救護学の観点から、総合的な観察・推論に導き出す高いレベルの医学的素養を修得した教育指導者を養成するための実践的な能力について考察します。

救急救護政策・行政分野

救急救護体制は、超高齢社会を踏まえた高齢者搬送などの救急需要対策、救急活動時間の延伸と救急搬送システムの問題、救急車の適正利用の問題、病院選定困難症例の増加、救急医療体制の問題など、救急救護活動現場の課題抽出と分析、将来に向けた救急行政プランを探究し、救急政策・行政の組織運営について考察します。また、救急現場における業務中の事故、広聴、訴訟、情報開示と公開などの危機管理、二次的災害(事故・感染含む)、安全管理、MC協議会との現場活動の質的向上の担保方法、救急救護医学知識・技術等に関するマネジメント、救急救命士の労務管理の探究など、業務運営・危機管理についても学んでいきます。

災害・防災危機管理分野

近年、地球の温暖化の影響による風水害、地震・火山活動などの巨大自然災害およびいくつもの自然災害が重なり合う複合災害が危惧されています。また、交通機関などの大規模事故や化学災害等の特殊災害事故、テロ・バイオテロなどの人為災害の発生も危惧されるなか、これらの災害時の傷病者対応を実践する救急救護活動(災害救護活動)について、実務者能力の開発や「防ぎ得た災害死」を含む災害被害を軽減するための災害・防災危機管理を考究します。さらに、「災害・防災危機管理」について、過去のさまざまな大規模災害から防災危機管理を学び、救急救護活動の効果的な医療的対応、活動体制の更なる探究と災害教育、防災教育など危機管理教育を考察します。
国内外の大規模災害事例や海外で行われている災害にかかわる防災危機管理体制・教育システム、国際緊急援助隊や災害医療のDMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害医療派遣チーム)、各行政機関等との連携など、災害時の救急救護体制のあり方についても学びます。

救急救護教育指導分野

救急救護の職場内での勤務・活動の特性から、消防本部ごとに大きな違いがある実務・基礎教育指導技法および教育指導内容を指導的な立場から教育指導の基盤となる教育理念、原理等について探究し、救急救護実務から発生する教育要素や救急救護体制の理念を踏まえた教育内容をプランニングできる教育指導能力および教育指導体制のあり方を学んでいきます。

開設科目

開設科目

修士課程

  • 救急救護総論
  • 保健統計学
  • 救急救護学研究方法演習
  • コミュニケーション特論
  • 救急救護倫理特論
  • 地域保健学
  • 海外救急救護体制特論
  • 救急救護医学特論Ⅰ・Ⅱ
  • 救急救護医学演習Ⅰ・Ⅱ
  • 救急救護政策・行政特論
  • 救急救護政策・行政演習
  • 災害・防災危機管理特論
  • 災害・防災危機管理演習
  • 救急救護教育指導特論
  • 救急救護教育指導演習
  • 救急救護学特別研究
  • 国際感染症・危機管理学特論
  • 特別講義(疫学)
  • 特別講義(生物統計学)
  • 特別講義(行動科学)
  • 特別講義(保健医療政策学)
  • 特別講義(産業環境保健学)

(2018年4月現在)

シラバス

医療技術学研究科 救急救護学専攻のシラバス

履修要項

医療技術学研究科 視能矯正学専攻、看護学専攻、診療放射線学専攻、臨床検査学専攻、救急救護学専攻の履修要項

成績評価と単位認定

成績評価と単位認定

成績評価

評価の基準は下記の通りです。

評価 評点 判定
S 100~90点 合格
A 89~80点
B 79~70点
C 69~60点
D 0~59点 不合格

単位認定

修士課程

  1. 2年以上在学すること。ただし、在学期間に関しては、優れた研究業績をあげた者については、当該課程に1年以上在学すれば、足りるものとする。
  2. 基礎科目の必修12単位、専門科目の必修10単位、合計22単位を修得すること。
  3. 専門科目の選択から特論2単位、演習4単位、合計6単位を修得すること。
  4. 選択から2単位以上修得すること。
  5. 必要な研究指導を受けること。
  6. 修士論文の審査および試験に合格すること。