地域経済学科のゼミ
地域経済学科のゼミ

グローバル化、複雑化する現代の経済の状況に対応した多彩なテーマを取り上げます

専門分野

地域の社会と経済、活力ある中小企業に関する研究

主な研究内容

社会経済地理学、日本・欧州の地域・都市に関する研究

研究室紹介

本ゼミでは、日本におけるさまざまな地域に関する書籍や論文などを材料にしてディスカッションするとともに、学生と相談のうえで適切な調査対象地域を定め、現地調査とデスクワークを踏まえて学生なりの論文としてまとめてもらうことをめざしています。

担当教員

山本 健児教授

専門分野

地域調査・分析、地域振興

主な研究内容

地域調査や地域分析の手法を身につけ、地域のさまざまな具体的課題に取り組みます

研究室紹介

地域を知り・理解するための調査、分析の作業を通して、自分にとって未知の事象を発見・理解し、論ずるスキルを身につけてもらうことを目的とします。対象地域についての情報を集めたり、調べたりするための資料やデータ(地図や統計)の収集・分析を行います。文献調査、フィールド調査、地図の読解と作成、地域データの収集・分析などの実習的な内容を含みます。授業の一環として、実際に地域のフィールドへ出かけるフィールドワークを実施します。授業の後半では実習で学んだ地域調査や地域分析の手法を応用して各自が選んだ課題に取り組み、ゼミでの発表・討論を経て最終レポートを作成します。

担当教員

荒井 良雄教授

専門分野

地方自治法、行政法、公共政策論、地方行政論、地域計画論、リスクマネージメント

主な研究内容

中央政府、自治体をとりまく実践的な課題についての研究(法学博士として)およびイギリスの政治・地方自治の研究(バーミンガム大名誉フェローとして)

ゼミ紹介

最初に教育・福祉・環境・産業など広い政策を展開し国の歳出規模を上回る地方公共団体の権能、統治構造、住民自治、財政について、担当教授から国の行政官として経験を聞き合わせてイギリスの政治について勉強します。そして、「人びとのために生きる公務員に挑戦」をテーマに宇都宮市消防局、栃木県庁、自治医科大学、宇都宮市議会、茂木町、足利銀行などを訪問し、自らの夢と希望をもち、ふるさとの第一線で働く姿に触れ、意見交換をします。また、ディベート演習やスピーチコンテストも行い自分の意見を的確に表明できる訓練も楽しく行っています。

担当教員

内貴 滋教授

専門分野

都市社会学、社会調査

主な研究内容

都市の公共空間に関する社会学的研究

研究室紹介

都市は多様な人びとが多数集まる場所です。しかし、隣人も街ですれ違う人もよく知らない人ばかりで、そこでの人間関係は希薄であることが普通です。関係を持たない者同士がたくさん集まるというのは、ある意味で非常に不思議で不自然なことです。そうした状況を可能にしている都市という社会の仕組みを研究します。
鍵となるのは不特定多数の人びとが集まる公共空間です。公共空間を成り立たせるものは何か。そこにあるさまざまな仕組みを解明することで、私たちが暮らしている都市社会のことをより深く理解することを試みます。このような学びを通して、魅力的でにぎわいある公共空間を作るための知恵を身につけていくことをめざしています。

担当教員

松尾 浩一郎教授

専門分野

法学、法律入門、政治学、公務員教養、地方自治制度論

主な研究内容

日本の地方自治制度の変遷と今日における国と地方との関係の研究

ゼミ紹介

地方自治は、国(中央政府)と地方団体(地方政府)との間の事務・権限・財源の分配の問題としてとらえることができます。このような国(中央政府)と地方団体(地方政府)との関係は、明治時代初期に地方自治制度が創設されて以来幾多の変遷を重ねてきています。すなわち、日本の地方自治制度の基礎は、山縣有朋とドイツ人法律顧問モッセが築いたといわれていますが、彼らがめざそうとした地方自治制度は、実は、財政が豊かで、かつ、権限が強い充実した制度であったようです。ただ、そのような構想は、その後の国際情勢の緊張の中で、中央集権へと後退していきます。
このような過程の中に、今日の国と地方との関係という問題の原点を見ることができるでしょう。
本演習においては、このような観点から、明治初年以来昭和前期に至るまでの間の日本の地方自治制度の変遷を辿ることにより、今日における国と地方との関係という問題に関して、理解を深めることを目標とします。

担当教員

夜久 仁教授

専門分野

環境経済学、エネルギーの経済学

主な研究内容

環境問題と経済、エネルギー問題と経済、再生可能エネルギーなどの研究

研究室紹介

大平ゼミでは、ゼミ生が中心となって環境問題やエネルギー問題の研究を行っています。ゼミ生の関心事から研究テーマを決め、論文をまとめ、研究発表を行うことを目標に活動を行っています。 研究を進める際は、地域での取り組みに着目しています。例えば地球温暖化のような地球規模の問題に対しても、地域の中でできることは何か、どういう取り組みが地域に貢献できるのかという視点を意識しています。また、担当者の研究フィールドである福島県の再生可能エネルギーに関する研究も進めていく予定です。福島県は「再生可能エネルギー先駆けの地」としてさまざまな取り組みが行われており、フィールドワークを通して地域の取り組みを研究していきます。

担当教員

大平 佳男准教授

専門分野

観光振興、地域経営

主な研究内容

人口減少地域における観光を活用した持続的なまちづくり

研究室紹介

ゼミでは地域を観光で元気にする研究をプロジェクトベースで行います。年度初めに対象地域を学生が選定し、複数回のフィールドワークを行い地域が抱える問題や課題を抽出します。それをもとに学生が主体的にかかわることのできる方策を考えだし、実行していきます。ゼミはチームに編成して役割分担を明確にし、各リーダーのもと計画的にプロジェクトを進めていきます。実際に、プロジェクトがうまく進行しないことや、地域の課題に応じて方向性を転換することも必要になり、そのような時には常に立ち止まって議論を重ねます。こうした経験から、観光まちづくりという分野の知識のみではなく、チームビルディングやプロジェクト・マネジメントなど、社会人になってから必要となる力を早期に身に着けてもらうことを目的としています。

担当教員

五艘 みどり准教授

関連リンク

足利市 "あしかが・ストロール"
那須塩原市 "ナスグラム" (近郊観光として那須町など周辺も含みます)

専門分野

財政学、地方財政論

主な研究内容

国家財政下での地方公共団体の財政事情、財政制度、およびその課題

研究室紹介

本ゼミでは、日本の国家財政の制度や課題などを確認しながら、地方財政との関係、そして、自分が住んでいる地方自治体の財政状況を知り、自発的に地域が抱えている問題を発見し、さらにその解決策を考えてみることを主たる研究目標とします。そのような目標を達成するために、基本的にテキスト輪読と発表、グループ調査、図書館やパソコン教室での資料調べというような形で行います。共同活動と個人作業が同時に進行することにより、チームワークを味わいながら、個人の考えを固め、深めていきます。必要に応じて、レジュメの作り方から発表の仕方、さらにレポート・感想文の書き方まで確認します。総合して、ゼミ参加者の関心問題を考慮し、興味を引き出せるような形で演習を進めていきます。

担当教員

宋 宇講師

専門分野

経済社会思想史 西洋経済史

主な研究内容

戦間期フランスの事例研究を基に、企業・社会組織の多様性を追究する

研究室紹介

教員の専門は戦間期フランスを中心とした西洋経済史・経済社会思想史ですが、ゼミの学生には地域活動(ボランティア、ソーシャルビジネス)の現場を体験してもらい、地域の諸問題(少子高齢化、過疎化、etc.)を理解すると共に、会社員や公務員とは異なる形での社会との関わり方、すなわち「社会参加の多様性」を理解してもらいます。具体的には、栃木県内のいくつかのNPO団体の協力の下、その活動に参加し、そこから得た知見を、グループ形式でのプレゼンテーションやディスカッションを通して、大学生を含む若者が地域活動により積極的に参加するようにするためのアイデアとしてまとめ、それを学内外に提案・発信します。

担当教員

乗川 聡講師

専門分野

地域経済,地域振興

主な研究内容

地方都市における地域課題の研究

研究室紹介

ゼミの目標:地域を学び、地域に学ぶ。

ゼミのモットー:共に学び、共に考え、共に楽しむ。

ゼミの概要:当ゼミでは、学外での学びを最も重視しています。地域にどのような課題があるのか、地域の人がそれをどのように克服しようとしているのか、地域に出向き、地域の方たちと一緒に考え、それを皆さんの学びにつなげていきます。基本的には、栃木県那須烏山市をフィールドとして、地域課題の探求、調査、分析を行います。なお、那須烏山市をフィールドとする場合には、7月の「山あげ祭」に参加する可能性があります。ゼミ内ではサブグループごとに討論、グループワークを通して、ゼミ内発表を行います。年度末には学内外での報告会において対外発表を行い、ゼミ活動の成果を報告します。ゼミ生同士の議論のほか、地域の方との活発なコミュニケーションを期待しています。

担当教員

丹羽 孝仁講師

関連リンク

那須烏山観光資源調査結果

専門分野

農山漁村、社会調査

主な研究内容

農山漁村社会の実態把握に関する研究

研究室紹介

現地調査に対して、抵抗や不安のある人が少なくないと思います。しかし、実際に現地を訪れ見聞きしたことを考察することで、現代社会を生きる上で重要な多くのことを学ぶことができると、私は考えます。私自身、現地を訪れ聞き取り調査などを行う中で、物事の考え方・コミュニケーションの方法など、多くのことを学んできました。地域経済学科は、現地調査を行う上で理論・実践の両面において非常に恵まれた環境にあります。本ゼミでは、栃木県那珂川町などで調査を行うことで、農山漁村社会の実態について理解を深めることを目標とします。本ゼミでの学びを通して、自ら進んで地域課題に取り組める人材となることを期待しています。

担当教員

林田 朋幸助教