社会学科
  • 八王子キャンパス
文学部 社会学科

社会・文化・人間に関する
基礎理論と専門知識を身につけ、
人間力、就業力を磨きます

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グローバルな問題から、身近な問題まで、現代社会はさまざまな問題を抱えています。社会学科では体系的かつ全体的に社会を理解し、量的、質的情報をさまざまな技法で把握し、他者と協調しながらその問題解決のための専門的知識を身につけます。同時に社会に必要とされる実践的な人間力、就業力を向上させます。

社会学科 Close-UP

ネパール社会における生き方、働き方の研究~文化人類学から、人間について考える~

動画制作の実習でメディア・リテラシーを向上
メディアコンテンツ制作実習は、テレビ番組制作、広告制作等のメディア業界、教育・地域振興分野等で動画活用をめざす学生が受講しています。近年、YouTubeやTikTokなど手軽に動画制作を行える機会が増えていますが、カメラワークや編集スキルなど本格的な映像制作の基本を身につけることで、職業的な夢を実現するための社会学的なメディア・リテラシーの獲得をめざします。

合同ゼミによる手厚い就活サポート

合同ゼミによる手厚い就活サポートで安心
社会学科のメディア系ゼミでは合同ゼミ方式で就活ガイダンスを行っています。4年生の先輩が自らの就活体験を振り返り、就活の始め方やスケジュール、業界の絞り方、自己分析の方法、面接でアピールする時のポイント、就活中のメンタル調整法のコツなどについてプレゼン方式で下級生に向けて情報共有し、その後に個別に3年生の相談に乗って、後輩たちのサポートを手厚く行っています。

学修意欲に富んだ学生が学ぶ「オナーズ・プログラム」
(写真は受講生の松井俊樹さんが在学中に「情報処理学会第85回全国大会」で「学生奨励賞」を受賞した時のものです)

学修意欲に富んだ学生が学ぶ「オナーズ・プログラム」
成績優秀な学生を選抜して、社会学の専門知識やプレゼンの手法などをいち早く習得し、また社会的期待にも十分応えることのできる優れた人材を育成する、社会学科独自のカリキュラムです。受講生はその学びを生かして内外の研究コンテストでも受賞しています。

カリキュラム

社会学科の幅広いカリキュラムを通して、社会についてのさまざまな知識、統計学に基づくデータ分析や社会調査の実証的な技法を学ぶとともに、専門的な知識と論理的な思考力や自己表現力を育成します。また、少人数で行われる演習や実習で、そうした知識や技能を生かし、社会問題に対処するための実践力を身につけていきます。

シラバス

社会学科のシラバス

授業紹介

広告文化論/広告ビジネス論
テレビCMやネットCM、交通広告といったさまざまな「広告」について学びます。「広告文化論」では、江戸時代の「広告」の前身、第二次世界大戦中の「戦争」に絡んだ新聞広告や、現代の広告の中の「家事」表現の変化などを学び、「広告ビジネス論」では、広告がどのように制作されるのかその仕組みについて学びます。

サブカルチャー論
映画、テレビドラマ、アニメ、リアリティーショーを素材として、現代社会の諸問題にかかわるアイデンティティー、ジェンダー、恋愛、労働、観光、オタクなどの重要なトピックスや現象について考えます。たとえば、ドラマ『監獄のお姫さま』『逃げるは恥だが役に立つ』や、映画『ディア・ドクター』などを素材とします。

マス・コミュニケーション論
SNSを介したコミュニケーションが増えていますが、世の中で何が起こっているのかを知るのは主にマスメディアを通してです。さまざまな動画や新聞記事を用いて、日本のメディアの政治的バイアスを知りながら、マスコミュニケーションのよい点や問題点を考えていきます。

家族の社会学
家族のあり方は多様です。「普通」と思われている家族の形も実際にはさまざまですし、別の時代やほかの社会では「普通」ではないこともしばしばです。結婚、家事・育児の分担、親子関係などに注目して、家族の現状を新しい角度から見直してこれからの家族のあり方を展望します。

宗教文化論
「宗教」について、アメリカ社会とその歴史を例にしながら学びます。アメリカは、意外にも世界のなかで最も宗教的な国の一つです。アメリカは、ファッションや音楽、政治制度、経済システムなど、いずれも最先端にいますが、現在でも「宗教」が大きな影響力をもっている理由について理解していきます。

環境社会学
京都議定書やパリ協定に至る環境問題の歴史と環境問題発生のメカニズムを学んだうえで、環境問題を解決する方法を具体的に考えます。再生可能エネルギーの普及に経済的方法を応用する方法や2050年までにカーボンニュートラルを達成するために必要な方策など、多様な観点から学んでいきます。

多摩学
多摩地域と呼ばれる東京都30市町村を対象に、社会学、行政学や人口学などさまざまな視点で「多摩」について総合的に考える授業です。次世代の担い手として多摩地域の将来をデザインし、政策などを提案する力を養うことを目的とします。社会学科の教員および多摩地域の関係諸機関との連携を図りながら実践的な授業を行います。

文化人類学
人類学のカバーする広い問題領域のなかで、特に「性(ジェンダー/セクシュアリティー)」を切り口として学びます。私たちの日常生活のなかのごく身近な現象を通して、社会的・文化的に形づくられている自らのあり方を根源的に見つめなおし、自己と他者を含む人類の多様性と可能性を探究します。

成績評価と単位認定

成績評価

GPA制度について

GPA(Grade Point Average)制度の導入の趣旨は、1. キャンパスとして統一した基準を作成すること、2. 公平性に優れた基準であること、3. 国際的に通用する基準であることとし、学修の成果をGPAという客観的な数値で評価するものです。またこの制度は、欧米の大学で採用されている成績評価制度に概ね準拠しており、海外留学、海外の大学院進学、外資系企業への就職などの際に学力を証明する指標として、海外でも通用する成績評価制度となっています。

成績などの表示および成績評価基準

区分 評価 GPA 成績評価基準 評価内容 英文内容
合格 S 4.0 90点以上 特に優れた成績を表します Excellent
A 3.0 80点台 優れた成績を表します Good
B 2.0 70点台 妥当と認められる成績を表します Satisfactory
C 1.0 60点台 合格と認められる最低限の成績を表します Pass
不合格 D 0.0 60点未満 合格と認められる最低限の成績に達していないことを表します。また、授業等の出席日数不足および当該授業における試験の未受験等も含みます Failure
対象外 N - - 編入や留学等により他大学等で修得した科目を本学の単位として認定したことを表します(単位認定科目) Credits Transferred

GPAの算出方法

GPAの算出方法

単位認定

  1. 履修登録をします。ポータルサイトを利用しWeb上で履修登録を行い、履修確認もしっかり行います。前期・後期、それぞれに行う必要があります。
  2. 授業に出席します。授業は前期・後期ともに15回です。
    通常、2単位の授業科目は、毎回の授業(90分)出席に加え、予習・復習の学習時間(各2時間程度)をもって構成されています。単位を修得するためには、すべて(初回から15回目まで)の授業出席は当然のことながら、予習・復習により理解を深める必要があります。
  3. 科目によって試験を受けることや、レポートを提出することがあります。(評価方法は担当教員によって異なります)
  4. S・A・B・Cの評価がついた場合は、合格となり、単位を修得したことになります。なお、D評価の場合は不合格となり、単位を修得できていないということになります。必修科目でD評価となると、翌年度以降再履修しなければなりません。
    また、単位を修得した科目は、再度履修することはできません。
  5. 学業成績について
    • 学業成績は、学期末の試験(筆記試験・口述試験・実技試験またはレポート)によってこれを評価しますが、授業科目によっては、教室における授業時間中の小テスト・レポート・平素の出席・学修状況等を平常点として加味して評価する場合や、平常点だけで評価する場合もあります。
    • 学業成績は成績表に評価のみ記載して交付します。
    • 1度合格した科目については取り消すことや、再履修することはできません。
    • 成績表はセメスター毎にポータルサイトにて発表します。
    • 成績発表後、試験を受験(レポート提出)したにもかかわらず評価がないなど、成績について質問がある場合には、次のセメスターのはじめに(原則1週目の授業まで)、登校して教員に直接問い合わせてください。教員が退職して問い合わせができない時は教務グループ窓口にその旨を申し出てください。

卒業に必要な最低単位数 (2022年度入学生)

科目の種類 必修・選択の別 所要単位数
総合基礎科目(※2) 選択 12(※1)
英語科目 英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 必修 各1単位 4
専門科目 専門教育科目(※2) 必修 32 74
選択必修A(※3) 4
選択必修B(※3) 4
選択 34
共通選択科目
  • 専門教育科目74単位の超過単位
  • 言語教養科目
  • 自己啓発支援科目
  • オープン科目
  • 総合基礎科目の超過単位
選択 34
合計 124
  • ※1 総合基礎科目の修得単位が12単位を超えた場合は、超過修得単位のうち8単位までは共通選択科目として認定されます。
  • ※2教職・学芸員各課程科目の単位については、専門教育科目または総合基礎科目の単位に含まれるものがあります
  • ※3選択必修A、選択必修Bの超過修得単位は選択科目の単位に算入されます。