柔道整復学科
  • 宇都宮キャンパス
医療技術学部 柔道整復学科

高度な技術と知識を備え、
患者さんの健康をサポートする
柔道整復師を育てる

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柔道の伝統技術を生かして骨折、脱臼、捻挫などを手術せず治療を行う柔道整復学は、日本古来の伝統医療として活用されています。帝京大学医療技術学部では、資格取得の知識を身につけるだけでなく、患者さんの立場に立った施術ができる柔道整復師を養成します。また、近年では、スポーツトレーナーや、介護予防という観点から足腰の機能を維持・強化する「機能訓練指導員」として福祉分野で活躍することも期待されます。

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柔道整復学科

医療・文・理工系を学ぶことができるキャンパス
柔道整復学科では柔道整復師だけでなく、アスレティックトレーナーをめざすことができます。柔道整復師とアスレティックトレーナーとしての知識を用いて、接骨院や病院、スポーツの現場などでの活躍が期待されます。また、宇都宮キャンパスには経済学部地域経済学科と理工学部も設置されており医療の知識だけでなく、文・理工系科目を学ぶことができ、総合大学としての利点を生かし多角的な視点を身につけます。

第11回柔道整復学豊郷台シンポジウムを開催しました

第11回柔道整復学豊郷台シンポジウムを開催しました
柔道整復学科では、柔道整復学豊郷台シンポジウムを毎年開催しています。学生だけでなく教職員はもちろん、卒業生も多数参加しており、講演を通して交流を深めています。

柔道整復学科について

細胞の気持ちもわかる柔道整復師をめざそう
帝京大学の柔道整復学科はただ柔道整復師をめざせるだけではありません。柔道整復師を軸としながら、プロスポーツの現場で活躍できるアスレティックトレーナーや、柔道整復の知識を生かした中学校・高等学校教諭免許状(保健体育)の取得がめざせます。自分がめざす進路に向かって、教員が細かなサポートを行います。また、宇都宮キャンパスには医療・理工・文系学部の3つがそろい、多方面から学びを支えます。

柔道整復学科について

カリキュラム

1年次では身体の構造や働きなど、柔道整復に関連する基礎知識を身につけると同時に、柔道整復の歴史や医療に携わるうえでの倫理観など教養を深めます。2年次では基礎を応用し、医学知識の充実を図り、3年次からは臨床実習で技術を身につけ、応用力を高めます。4年次には臨床実習を通してさらなる知識・技術の向上をめざします。また、国家試験の準備と進路へ向けてスキルアップをめざします。

シラバス

柔道整復学科のシラバス

  • キャンパスと時間割所属を「宇都宮キャンパス」にし、開講区分を必ず入力してください。

授業紹介

救急医療
スポーツ現場で活躍するために最低限必要だと考えられる救急処置の知識と技術を本授業と実習(グループ発表含む)形式で修得していきます。最後に、宇都宮キャンパスの体育館周辺施設を使用して、全授業と実習の内容を含めてスポーツ現場で傷がいが発生したことを想定した総合シミュレーションを行います。救急処置の意義や目的を理解して、緊急時に能動的に周囲の人材や資材を活用して緊急対応のできる実践力を身につけることをめざします。

内科学
本授業では、これまで学んできた解剖学、生理学、病理学の知識を土台にして、内科学領域の主な疾患(神経の疾患は除く)について、病因・病態、症状、診断法および治療法を学びます。内科学は、外科学、小児科学、産科・婦人科学等全ての臨床医学の基礎となる学問で、将来医療従事者となる全ての人が学んでおくべき科目の1つと言えます。柔道整復師にとっても、骨折で施術を施している患者さん(特に高齢者)が他にも種々の疾患を合併して患っているという事態は日常茶飯事のことなので、将来“大切なのは「病変」を診ることではなく、「患者さん」を診ること”という基本原則に沿うことができるようにきちんと学んでおく必要があります。講義は、呼吸器、循環器、消化器、泌尿器などの臓器別に体系的に行われます。

臨床実習

4年次からは、他学科と同じように実際の現場で行う臨床実習がはじまります。本学科は附属の帝京豊郷台接骨院と八王子キャンパスに隣接する八王子接骨院で実習を行い、実習を通して診断・治療技術を確実に身につけていきます。現場での患者さんとのコミュニケーションを通して、相手を思いやることのできる柔道整復師を養成します。

臨床実習スケジュール

実習スケジュール

臨床実習は附属接骨院で行います。事前講習で臨床実習カルテの書き方、機器の種類、効果について学んだ後、実習を行い、柔道整復師の仕事の理解を深め、必要な知識と求められる能力を再確認します。実習後は、症例について臨床実習症例検討会を行い、臨床例の理解を深めます。

  • ※1トレーナー実習はトレーナー課程のみ実施。
  • ※2病院実習は希望者のみ実施。

臨床実習科目

基礎医学実習のイメージ写真

基礎医学実習
医学は、基礎医学の知識を土台とし、臨床系はこの知識の上にさまざまな応用をおこない治療に役立てています。基礎医学実習は、学年が進み柔道整復師としての臨床科目を理解していくうえで、低学年で学んだ基礎医学の知識を臨床医学に結びつけて行く橋渡しになることを目的としています。すでに学んだ基礎医学的事項が、臨床とどのような関連を持ちどのように応用されるのか、超音波、筋電図、呼吸循環、皮膚感覚、病理標本や、板橋キャンパス医学部解剖学教室での解剖体見学など10テーマ以上の小~中グループに分かれ体験することにより確実に理解し、自ら考え・調べ・まとめるという姿勢を身につけます。

実習先施設

帝京豊郷台接骨院の外観写真

帝京豊郷台接骨院
帝京豊郷台接骨院は2010年4月に柔道整復学科の実習施設として開院しました。普段は、地域住民の方も利用できる一般の施設ですが、4年次には、この接骨院を利用して実習が行われます。実際の現場で技術はもちろん、人間性やコミュニケーション能力などを身につけていきます。

帝京豊郷台接骨院

帝京豊郷台接骨院_イメージ写真01
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帝京豊郷台接骨院_イメージ写真04
帝京八王子接骨院の内観写真

帝京八王子接骨院
2013年に誕生した帝京大学総合武道館の1階に接骨院が設置されており、本学科の学生は、八王子接骨院でも実習を行うことができます。この総合武道館は1階に接骨院と空手道場、2階に柔道場、3階に剣道場、地下1階にはトレーニングルームが完備されており、練習・治療・トレーニングが一体となった施設です。アスリートを支える環境を身近に体験できる貴重な場となっています。

帝京八王子接骨院

成績評価と単位認定

成績評価

GPA制度について

GPA(Grade Point Average)制度の導入の趣旨は、1. 学部として統一した基準を作成すること、2. 公平性に優れた基準であること、3. 国際的に通用する基準であることとし、学生の学修の成果をGPAという客観的な数値で評価するものです。またこの制度は、外国の多くの大学が採用している成績評価制度に概ね準拠しており、海外留学、海外の大学院進学、外資系企業への就職などの際に、学力を証明する指標として国際化に対応した成績評価制度となっています。

成績などの表示および成績評価基準

区分 評価 GPA 成績評価基準 評価内容
合格 S 4.0 90点以上 非常に優れた成績を表します
A 3.0 80点台 優れた成績を表します
B 2.0 70点台 妥当と認められる成績を表します
C 1.0 60点台 合格と認められる最低限の成績を表します
不合格 D 0.0 59点以下
不合格
合格と認められる最低限の成績に達していないことを表します
欠席 0.0 試験を欠席 当該授業の試験の未受験やレポート等の未提出を表します
無資格 0.0 受験資格なし 当該授業の出席日数不足により受験資格がない、または履修放棄したことを表します

GPAの算出方法

GPAの算出方法

単位認定

単位を修得するためには

  1. 単位制
    大学における授業の履修は、単位制になっています。ここで単位というのは、学習時間をもとに決められており、授業の方法および授業の教育効果などを考慮し1単位は45時間(講義の場合、授業15時間、予習15時間、復習15時間)の学習が基準となっています。
授業の方法 授業時間 準備学習(予習、復習)
講義・演習 15時間~30時間 30時間~15時間
実験・実習・実技 30時間~45時間 15時間
  1. 単位の取得
    単位は、各学期のはじめに履修登録を行い、授業に出席し、必要な準備学習を行い、試験に合格すれば取得できます。大学の単位認定は授業時間数が基礎となります。原則として授業時間数の2/3以上出席しなければ、試験を受ける資格がありません。授業への出席を第一に心がけてください。

卒業単位について

卒業するためには、4年以上在学し125単位以上修得しなければなりません。また、卒業に必要な最低単位数の内訳は下表の通りです。
卒業が認定されなかった場合は留年となり、柔道整復師国家試験の受験は無効となります。

卒業に必要な最低単位数 (2021年度入学生)

分野 単位 1年必修 2年必修 3年必修 4年必修 選択
基礎分野 22単位 8 4 2 2 6
専門基礎分野 42単位 12 10 15 5 0
専門分野 61単位 10 13 15 23 0
合計 125単位 30 27 32 30 6