政治学科
  • 八王子キャンパス
法学部 政治学科

地域からグローバルまで多様な問題を解決し、
活躍する人材を育てます

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グローバル化が急速に進む現在では、既存の学問領域にとらわれない柔軟な発想が求められます。政治学科では、地域の抱える問題や平和・安全保障問題、国家・地域における政策の問題、コミュニケーションにかかわる問題など、多様な問題を分析し考え、問題解決にあたる力を持つ人材を育成します。また、入学後にコース選択を行い、学生自身が早い段階からめざす方向性を定め、興味関心を深く学びます。

政治学科 Close-UP

めざす将来にあわせたコース選択

めざす将来にあわせたコース選択
入学後に自分の目標にあわせたコースを選択し、専門的な知識を学びます。

■公共政策コース
公務員(地方公務員一般行政職・警察官・消防官・自衛官など)を志望する学生が対象。公務員に求められる知識・スキルを習得します。
■政治コース
政治やジャーナリズムの世界に関心を持つ学生が対象。政治学分野やメディア関連の科目を配置し、グローバル化の時代にふさわしい人材を育成します。

カリキュラム

法に関する科目はもちろんですが、本学科ではグローバルな時代に対応し、異文化交流・国際的視野を身につけるための英語科目、現代社会の諸問題の本質を分析・理解するための専門教育科目など、多岐にわたるカリキュラムを配置しています。さらに経済学部と連携することでより幅広い分野を学習することができるので、あらゆる視点で諸問題についての解決方法を考え、実践できる力を身につけることをめざします。また、入学後に「公共政策コース」「政治コース」のどちらかを選択し、自身のめざす将来にあわせた「推奨科目」に沿って科目を履修することで、自分の興味関心を深めていきます。

シラバス

政治学科のシラバス

授業紹介

外交史
昭和戦前期の外交史における具体的な事件や問題、政策決定過程を詳細に検討します。近代日本外交の歴史的展開に関する分析を通して、政治家の認識、国内政治、国民世論、国際環境など、さまざまな要因をふまえ、国際秩序を維持する政治外交の仕組みについて把握します。さらに、戦略的思考や戦前期日本と国際環境の関連性について理解を深め、今日の外交の諸問題について多角的に分析・考察を行います。

公共政策論
社会には環境問題、雇用問題、教育問題など、個人では解決することが困難な多くの課題があります。公共政策とは、このような公共的問題を解決するための方向性と具体的な手段であり、国や地方自治体などによって、さまざまな公共政策が行われています。本授業では、公共政策に関する基本的な概念・理論を学ぶとともに、公共政策の意義、策定への理解を深めます。また、公共政策の規範、課題の設定、問題の構造化を把握し、さまざまな問題を解決するための手段を学びます。

入門マクロ経済学
本授業ではマクロ経済学の世界的ベストセラーを通して、さまざまな経済分野を学習します。マクロ経済学の基礎的知識である国内総生産(GDP)、物価、経済成長、金融システム、財政問題、雇用情勢、景気変動、金融・財政政策などといった私たちの生活と密接にかかわる経済について理解を深めます。

政治とメディア
情報は新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・SNSといったメディアを通して発信されます。そのようなメディアの果たす役割や報道の仕組みを理解し、メディアと政治の関係をさまざまな角度から考察します。授業を通してメデイアが政治や社会にどのような影響を与えるのか、他国における政治メディアの動向などについて理解を深めます。また、本授業は新聞報道経験者として現場で活躍した教員も担当しており、実体験をふまえた臨場感のある授業を行います。

政治史
ヨーロッパは、議会制民主主義や福祉国家など、現在の世界であたりまえとなっている仕組みや、自由主義、社会主義、あるいは全体主義といった政治潮流の生まれた地であり、また欧州統合という政治的実験の舞台でもあります。それらが、いかなる背景から生成し、どのように変転したかを知ることは、政治を学ぶ上で大きな意義があります。この授業では、18世紀後半から20世紀後半までの、イギリス、フランス、ドイツを中心としたヨーロッパの政治史を扱います。近現代のヨーロッパの政治史に関する基礎的な知識を獲得しながら、現在の世界の政治や社会のあり方を把握し、理解することをめざしています。

成績評価と単位認定

成績評価

GPA制度について

GPA(Grade Point Average)制度の導入の趣旨は、1. キャンパスとして統一した基準を作成すること、2. 公平性に優れた基準であること、3. 国際的に通用する基準であることとし、学修の成果をGPAという客観的な数値で評価するものです。またこの制度は、欧米の大学で採用されている成績評価制度に概ね準拠しており、海外留学、海外の大学院進学、外資系企業への就職などの際に学力を証明する指標として、海外でも通用する成績評価制度となっています。

成績などの表示および成績評価基準

区分 評価 GPA 成績評価基準 評価内容 英文内容
合格 S 4.0 90点以上 特に優れた成績を表します Excellent
A 3.0 80点台 優れた成績を表します Good
B 2.0 70点台 妥当と認められる成績を表します Satisfactory
C 1.0 60点台 合格と認められる最低限の成績を表します Pass
不合格 D 0.0 60点未満 合格と認められる最低限の成績に達していないことを表します。また、授業等の出席日数不足および当該授業における試験の未受験等も含みます Failure
対象外 N - - 編入や留学等により他大学等で修得した科目を本学の単位として認定したことを表します(単位認定科目) Credits Transferred

GPAの算出方法

GPAの算出方法

単位認定

  1. 履修登録をします。ポータルサイトを利用しWeb上で履修登録を行い、履修確認もしっかり行います。前期・後期、それぞれに行う必要があります。
  2. 授業に出席します。授業は前期・後期ともに15回です。
    通常、2単位の授業科目は、毎回の授業(90分)出席に加え、予習・復習の学習時間(各2時間程度)をもって構成されています。単位を修得するためには、すべて(初回から15回目まで)の授業出席は当然のことながら、予習・復習により理解を深める必要があります。
  3. 科目によって試験を受けることや、レポートを提出することがあります。(評価方法は担当教員によって異なります)
  4. S・A・B・Cの評価がついた場合は、合格となり、単位を修得したことになります。なお、D評価の場合は不合格となり、単位を修得できていないということになります。必修科目でD評価となると、翌年度以降再履修しなければなりません。
    また、単位を修得した科目は、再度履修することはできません。
  5. 学業成績について
    • 学業成績は、学期末の試験(筆記試験・口述試験・実技試験またはレポート)によってこれを評価しますが、授業科目によっては、教室における授業時間中の小テスト・レポート・平素の出席・学修状況等を平常点として加味して評価する場合や、平常点だけで評価する場合もあります。
    • 学業成績は成績表に評価のみ記載して交付します。
    • 1度合格した科目については取り消すことや、再履修することはできません。
    • 成績表はセメスター毎にポータルサイトにて発表します。
    • 成績発表後、試験を受験(レポート提出)したにもかかわらず評価がないなど、成績について質問がある場合には、次のセメスターのはじめに(原則1週目の授業まで)、登校して教員に直接問い合わせてください。教員が退職して問い合わせができない時は教務グループ窓口にその旨を申し出てください。

卒業に必要な最低単位数 (2022年度入学生)

科目の種類 必修・選択の別 所要単位数
総合基礎科目(※2) 選択 12(※1)
英語科目 英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 必修 各1単位 4
専門科目 専門教育科目(※2) 必修 28 74
選択必修(※3) 12
選択 34
共通選択科目
  • 専門教育科目74単位の超過単位
  • 言語教養科目
  • 自己啓発支援科目
  • オープン科目
  • 総合基礎科目の超過単位
選択 34
合計 124
  • ※1総合基礎科目の修得単位が12単位を超えた場合は、超過修得単位のうち8単位までは共通選択科目として認定されます。
  • ※2教職・学芸員各課程科目の単位については、専門教育科目または総合基礎科目の単位に含まれるものがあります。
  • ※3選択必修科目の超過修得単位は選択科目の単位に算入されます。