観光地支援プロジェクト
観光地支援プロジェクト

本学科では地域のフィールドワークを大切にしています。新型コロナウイルス感染症の問題により、学生同士で議論もままならない状況でしたが、オンライン授業が開始されると観光振興が止まった地域を応援したいという声が多くあがりました。コロナ禍での活動を見据え、SNSを使った活動であれば学生同士の接触を最小限にとどめ、観光情報の発信や分析ができるのではないかという結論に至り、自治体の皆さまと協力しながら活動をはじめました。

概要

経済学部地域経済学科五艘ゼミでは、コロナ禍での観光地支援プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、観光情報の発信とあわせて、インスタグラムインサイトという分析ツールを活用し、若者に人気の投稿やアクセスが多い時間帯を分析し、アフターコロナにおける効果的な観光情報発信のあり方を提案することを目的としています。

活動紹介

ゼミに所属する2年生は栃木県那須塩原市を対象に、3年生は栃木県大学地域連携事業の採択を受け、同県足利市を対象に、インスタグラムやデジタルパンフレットを作成して2020年10月より観光情報の発信を行っています。
調査は、新型コロナウイルス感染症の問題を受け、常時マスクを着用し定期的に除菌をするなど感染予防対策を行いながら、3人程度の少人数グループにわかれ、調査日程も別々にして行い、議論はオンラインで実施します。インスタグラムに投稿する観光情報には、施設の感染防止対策や3密に関する情報なども掲載します。観光情報だけではなく、経済的にダメージが大きい地域の飲食店や土産品店なども応援したいと、日々、活動に取り組んでいます。

足利市 「あしかが・ストロール」
那須塩原市 「ナスグラム」 (近郊観光として那須町など周辺も含みます)

合同ゼミ発表会でのプレゼン動画

本学科で毎年開催されている合同ゼミ発表会を、今年度はオンラインにて実施し、本プロジェクトの学生達も次の通り成果をまとめました。若者の観光ニーズ調査結果をもとに、各地域の情報発信の課題を指摘するとともに、SNSを活用した観光地プロモーションについて提案をまとめました。(パワーポイントに音入れのみ)
あしかが・ストロール プロジェクト(3年生)
ナスグラム_プロジェクト(2年生)

2020年度コンソーシアムとちぎ研究成果発表要旨集のデジタルブックのリンク

今年度の取り組みが、栃木県における「2020年度コンソーシアムとちぎ研究成果発表要旨集 」のデジタルブックに掲載されました。
2020年度 大学コンソーシアムとちぎ 研究発表要旨集

足利情報誌「週刊渡良瀬通信」への掲載

足利情報誌「週刊渡良瀬通信」 に「若者目線で足利の魅力発信-帝京大学宇都宮キャンパス学生、インスタグラムで」と題した記事が掲載されました(2020年12月16日)。3年生が足利市で活動している様子や、プロジェクトへの思いなどが書かれています。
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足利を食べて楽しむ「たべあるきあしたび」作成

気軽にまち歩きをしてもらうために、食べ歩きを楽しむパンフレット「たべあるきあしたび」を作成しました。足利市内の各所に紙のパンフレットを置いていただくほか、デジタルパンフレットもご利用いただけます。
パンフレットはこちら