診療放射線学科
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福岡医療技術学部 診療放射線学科

安全で高度な医療に貢献できる
優れた診療放射線技師を養成します

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診療放射線学科は、地元医師会・放射線技師会などのネットワークを生かし、充実した医療技術教育を実施しています。病院での実習で素養を磨きながら、患者さんを支援する高い専門知識と実践能力を身につけます。また、患者さんや他職種の医療スタッフとのコミュニケーション能力を鍛えながら、医療人としての高い倫理観や豊かな人間性も養い、安全で高度な医療に貢献できる優れた診療放射線技師を養成します。

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コミュニケーション力に優れた診療放射線技師に

「コミュニケーション力に優れた診療放射線技師に」
診療放射線学科では、放射線・磁気・超音波などを用いて病気の診断や治療を行う放射線診療を専門とした技術者を養成するため、充実した医療技術教育を実施しています。現在の高度に発展した医療は多くの職種による共同作業ですが、放射線診療も医療のほぼあらゆる分野と関わっており、診療放射線技師が他職種のスタッフと協力しながら高い専門知識と実践能力を発揮しています。
本学科では、患者さんや他職種のスタッフとのコミュニケーションを鍛えながら、医療人としての高い倫理観や人間性も養い、安全で高度な医療に貢献できる優れた診療放射線技師をめざします。

デンバー研修について

「デンバー研修について」
福岡医療技術学部では、グローバルに活躍できる人材の育成をめざし、提携校のコロラド・ハイツ大学での研修を中心としたアメリカ・デンバーにおける海外研修を行っています。研修では、アメリカの保険制度や医療課題、訪問リハビリテーション、放射線によるDNA、福島での被ばくなどに関するセミナーを行います。またメディカルセンター、コロラド大学子ども病院、コロラド附属病院、コロラド州立大学、コロラド州立大学附属動物病院、診療放射線技師学校などを視察。いずれも専門性の高い施設であり、最先端の装置や治療方法が見学できる貴重な機会です。

カリキュラム

段階的で実践的な学びと、クラス担当教員制によるきめ細かな指導

医療従事者をめざす学生としての自覚を持ち、高い倫理観を養うためにクラス担当教員制をとり、きめ細かな指導を行っています。カリキュラムは基礎・教養科目を広く履修して素養を磨いた上で専門知識を磨き、3年次には病院の放射線部門での臨床実習を実施、4年次には国家試験対策に取り組みます。

診療放射線学科のシラバス

診療放射線学科のシラバス

授業紹介

専門基礎分野

医療コミュニケーション学
現代の医療において高度な医療技術が求められていることはもちろんですが、それと同様にコミュニケーション能力も重要視されています。患者さんとのコミュニケーションをうまくとることにより、より満足度と質の高い医療を行うことができます。また、それだけではなく、現在では、チーム医療が重要視されています。病院内で他職種の医療スタッフとのコミュニケーションをうまくとることは、円滑な病院運営を行うことのみならず、医療事故の防止にもつながる重要な要素となります。放射線業務だけにとどまらず、病院の中で欠かすことのできない中心的な人材となっていくために必要なスキルを学びます。

情報処理演習
現在、医療機関ではさまざまな医療情報が電子化され、病院内の各部門で情報の共有が行われています。これからの診療放射線技師には、電子化された医療情報を安全に取り扱う情報管理能力も求められています。また、診療放射線技師はコンピューターを利用して体内の情報を画像化するX線CT装置、MRI装置など、最先端の画像検査装置を扱います。これらのデータをコンピューターで画像処理を行い、医師に診断しやすい画像情報を提供することも診療放射線技師の大切な役目です。
情報処理演習では、臨床現場で必要となる医療情報システムの運用・構築に関してリーダーシップが取れる人材の育成をめざし、情報処理の基礎となるネットワーク技術、データベース技術、情報セキュリティーなどの知識を学び、コンピューターを用いた情報の整理や分析、プレゼンテーション能力を習得します。

専門分野

医用画像解剖学
現在の医療現場では、X線撮影・CT・MRIなどの画像が患者さんの診断・治療・経過観察に広く利用されており、欠かすことができないものとなっています。診療放射線技師は画像の撮影並びに管理を担当していますが、画像の撮影では単に位置を合わせてスイッチを押せばよい訳ではありません。検査の目的に応じて適切な部位を適切に撮影し、できた画像から検査がきちんと行われているかどうかを判断しければなりません。このような業務を行うには画像解剖をよく理解しておくことが必須です。そして、質の高い検査を行うには、検査の目的となった病気の画像所見についての知識も必要です。「医用画像解剖学1・2」の授業では、X線撮影・CT・MRIを中心に、人体各部位の詳細な画像解剖を学習します。そして「医用画像解剖学3」の授業では、さまざまな病気の画像所見を学びます。これらを通して、診療放射線技師としての基本的素養を身につけることをめざします。

医用画像処理学
現在ほとんどの医用画像はデジタル画像になっています。したがって、病院内に張り巡らされたネットワークを利用して病院内のどこででもモニターに表示された画像を見ることができ、画像の保管・管理も容易になりました。さらに、デジタル画像が持っている大きな利点である画像処理によって、診断しやすいような画像に変換したり、病巣陰影を強調したりすることで画像診断の支援も可能になっています。「医用画像処理学」の授業では、画質改善のための基本的な画像処理、たとえば平滑化処理、階調処理、鮮鋭化処理、および病巣を検出するためのエッジ検出処理、線検出処理などの理論とそのアルゴリズムを学習します。また、この授業で学習した手法は、「医用画像処理学実習」において実際にプログラミングを行い臨床画像に応用します。

放射線治療技術学
日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる現在において、がん対策は大きな課題です。放射線治療はがん治療に大きな役割を果たしています。放射線治療は患者さんへの侵襲が少ないという特長があります。これはがん治療において大きなメリットです。放射線治療における診療放射線技師の業務は、がん病巣に正確に放射線を照射すること、放射線の量を正確に計測すること。および放射線治療装置や技術の品質保証を行うことなど重要な役割を果たしています、これらの専門的な知識と技術を身につけることで、チーム医療の一員として、がんに立ち向かい治療に取り組んでいる患者さんに寄り添いサポートします。
現在の放射線治療ではX線、電子線、γ線などに加えて陽子線や炭素線など粒子線治療も行われるようになりました。また、体内に密封小線源を挿入する治療も実施されます。放射線治療技術学は、これらの技術革新に対応した放射線治療技術の原理や応用を学ぶ授業です。

医用画像技術学実習
診療放射線技師の業務で扱うさまざまな診療画像検査機器の実際の操作方法およびその臨床応用を学びます。それと共に、X線を安全に扱うための知識を習得することができます。また、これらの検査機器で撮影された画像についてコンピュータを用いた画像評価、画像処理方法や、装置の性能評価方法、維持管理に必要な知識などを学びます。
本学部では、X線撮影装置3台、X線TV装置、乳房撮影装置、ポータブルX線装置、CT装置、MRI装置、超音波、眼底カメラなど、診療放射線技師が診療で使用する装置を学内実習用に完備しています。人体模型での実験はもちろん、放射線を使わず被ばくのないMRIや超音波の検査では、学生同士での撮影を行うことにより、より実践的な知識を身につけることが可能となります。

臨床実習

授業で学んだ知識を、病院での臨床実習で実践的な知識へと昇華させます

講義や実習で学んだ内容を机上で終わらせるだけでなく、実際に病院で臨床実習を行い、装置の操作、管理、運用、医療スタッフとしての患者さんへの対応、検査の実際などを体験的に学習することで、4年間の授業で段階的に得た知識を実践的で生きた知識・経験へと昇華させていきます。

実習・演習スケジュール

実習・演習スケジュール

2年次の前期より学内実習を行い、基礎的な臨床的知識を身につけたうえで、3年次の後期に医療現場における臨床実習を行います。そこで、現場の技師や患者さんと接することにより、実践的な力をつけていきます。

臨床実習科目

臨床実習Ⅰ

臨床実習Ⅰ
臨床現場での実習を通して、講義や実習で学んだ内容の医療での活用を確認し、実際の装置の操作や管理および運用を習得するとともに、医療スタッフとしての患者さんへの対応などを学習します。この実習では、CT、MRI、消化管造影、血管造影、超音波検査、眼底カメラなどの診断部門を中心に撮影、検査技術について学習を行います。これらの検査を臨床現場で経験し、診断価値の高い撮影に必要な技術の習得を図ります。

臨床実習Ⅱ

臨床実習Ⅱ
この実習では、核医学検査技術学および放射線治療技術学の内容の実習を行います。核医学検査の実習では、体内放射性医薬品を用いるインビボ検査、体外放射性医薬品を用いるインビトロ検査について実習します。特に、インビボ検査ではSPECTやPETを用いた各種臓器についての機能検査や動態検査について体験的に学習します。放射線治療の実習では、放射線の外照射治療、密封小線源照射治療をはじめとして、シミュレーターによる治療の位置決めや線量分布作成方法、さらには線量計算、線量測定などについて体験的な学習を行います。

おもな実習先一覧

産業医科大学病院、九州医療センター、北九州市立医療センター、福岡大学病院、久留米大学病院、聖マリア病院、大牟田市立病院、福岡県済生会大牟田病院、社会保険大牟田天領病院、大牟田病院、荒尾市民病院、熊本大学病院、熊本赤十字病院、済生会熊本病院、熊本医療センター、天草地域医療センター、佐賀大学医学部附属病院、佐賀県医療センター好生館、長崎大学病院、藤元総合病院、南海医療センター、大分赤十字病院、山口大学医学部附属病院、徳山中央病院、帝京大学医学部附属病院 ほか

(2020年6月現在)

成績評価と単位認定

成績評価

GPA制度について

福岡キャンパスでは成績評価制度として、GPA制度を導入しています。学修成果をGPAという客観的な数値で評価することにより、成績評価をより明確にし、学生の皆さんの学修指導に役立てることを目的としています。
また、この制度は欧米の大学で一般的に採用している成績評価制度に概ね準拠しています。

成績などの表示および成績評価基準

評価点 評価 GP 合否
90点以上 S 4.0 合格
80点台 A 3.0
70点台 B 2.0
60点台 C 1.0
認定 N 対象外
保留 H 対象外 保留
60点未満 D 0.0

不合格(※成績証明書には記載されません)

試験欠席 R 0.0
受験資格無し X 0.0
  • N:他大学などで修得した単位を本学において認定された場合
  • H:成績評価が確定していない状態です。科目担当教員の指示に従ってください。
  • R:当該授業における試験の未受験などの場合
  • X:授業の出席日数不足の場合

GPAの算出方法

GPAの算出方法

単位認定

福岡医療技術学部における学修は単位制に基づき行われます。単位制とは、すべての科目に一定の単位数が定められ、その科目の授業および準備学修(予習・復習など)の後、試験やその他の方法によって合格した場合に、その定められた単位数を修得することをいいます。

単位制

科目には、講義・演習・実験・実習・実技の5種類があり、特別な科目以外は半期で終了します。それぞれの科目は次の基準によって計算します。各科目の単位数は、履修表を参照してください。また、当然ながら準備学習(予習・復習など)も必要です。シラバスでは準備学修について説明をしていますので、計画的に学修を進めてください。

『単位』

学修時間を基に決められており、授業の方法および授業の教育効果などを考慮し、1単位は45時間(講義の場合、授業15時間、予習15時間、復習15時間)の学修が基準です。

授業の方法 授業時間 準備学修(予習・復習など)
講義・演習 15~30時間 30~15時間
実験・実習・実技 30~45時間 15時間

卒業に必要な最低単位数 (2018年度以降入学生)

科目区分 必修・選択の別 所要単位数
基礎分野 必修 20
選択 6
専門基礎分野 必修 42
専門分野 必修 59
合計 127

進級と卒業について

進級について(2014年度入学生から適用)

  • 進級条件:当該学年に配置されている必修科目(基礎分野・教養分野・共通基礎分野、専門基礎分野、専門分野・共通専門分野)を修得していないと進級できません。
  • 留年:留年となった学生は、すでに単位を修得した科目を聴講できます。既修得科目を聴講する場合は「聴講願」を学務課へ提出してください。

在学年限について(2020年度入学生から適用)

同一学年における在学年限は2年までとなり、同一学年に2年を超えて在学することはできません。

卒業について

卒業するためには、4年間で卒業に必要な単位数を修得しなければなりません。卒業の可否は、教授会において、卒業要件となる所定の単位修得のほか、出席状況、履修態度、賞罰などを総合して判定します。
4年以上在学し、所定の課程を修了すると、卒業時、学士の学位が授与されます(ただし、通算在学年数は8年を超過できません)。