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2022年05月09日

渡邊清高病院教授が医療産業イノベーターズスクールで「メンター賞」を受賞しました

医学部内科学講座病院教授 渡邊清高が、一般社団法人 医療産業イノベーション機構(MIIS)が2021年10月から2022年3月に開催した第4期 医療産業イノベーターズスクールで「メンター賞」を受賞しました。

MIISは、医療産業における経営課題の共有・社会的基盤の整備、社会的イノベーションの創出、分野横断的マネジメント人材の育成をめざした活動を行っており、その活動の一環として、医療産業をとりまく企業・医療機関・官公庁・大学といったさまざまな分野のステークホルダーが一堂に会して、各業界で活躍する講師陣から、リーダーシップや経理、実践的マネジメントを学び、新規事業のビジネスプランの立案を通してイノベーター人材を育成することを目的としたスクールを開講しています。
本学は、帝京大学産学連携推進センター(TTTC)を中心に、知的財産の創出支援や産学官連携支援のほか、ベンチャー創出として、学生のベンチャーマインド育成支援や大学発ベンチャーを推進するための育成支援を行っています。今回、渡邊病院教授が約半年にわたる対面・オンラインのハイブリット形式の講義を中心としたプログラムに参加しました。プログラムの最終成果発表で、在宅医療や介護現場においてしばしば問題になる床ずれなど皮膚ケアにおける課題の解決に向けた支援者サポートツールの開発について産学官の合同チームのメンバーとして発表し、皮膚トラブルを早期発見・対策することで、在宅での医療や介護を必要とする方の健康の維持はもとより、介護の中断や通院介助といった介護者や介護士の負担を軽減し、在宅ケアに関わる人びとのペインを解消しQOLの向上を図るといったビジネスプラン内容が評価され「メンター賞」の受賞に至りました。
渡邊病院教授からは「医療を取り巻く環境について、他業種の方との連携によりビジネスとして成長させることで、持続可能な仕組みを提案し、医療や介護に関わる人材を育成しながら社会全体で課題解決を実現するために何が必要かを学ぶことができた。自分自身が専門にするがん医療の最前線の状況を発信するよい機会となり、本学のニーズやシーズを発信し、産学官連携につなげる取り組みとして大変参考になった」とのコメントがありました。
本学は、これからも大学の持つ「知」を社会に還元するとともに、ベンチャー育成支援をはじめとする産学官連携のさまざまな取り組みを行ってまいります。

一般社団法人 医療産業イノベーション機構(MIIS)についてはこちら
産学連携推進センター(TTTC)についてはこちら
渡邊病院教授に関するSDGsレポートについてはこちら

当日の様子01
当日の様子02
当日の様子03
当日の様子04

(撮影:川本聖哉)

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