2026年10月19日
2026年10月7日(水)~9日(金)、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にてBio Japan2026が開催され、帝京大学理工学部総合理工学科環境バイオテクノロジーコース教授 作田庄平が出展しました。
本展示会は、創薬・ヘルスケア・エネルギーなどバイオ産業に携わる国内・海外の企業や大学などが共同研究や研究の商業化を促進させる大規模マッチングイベントです。3日間で約1,200社が出展し、22,835人が来場しました。
本展示会にて、作田教授は食品安全とフードロス削減に貢献する微生物由来アフラトキシン汚染制御技術について発表しました。アフラトキシン(AF)は主に穀類やナッツ類に発生するカビが生成する毒素で、天然物質の中でも特に発がん性が高い物質の一つとして知られています。こうしたカビ毒は、カビが死滅した後も食品中に残り、通常の加熱調理ではほとんど分解されません。現在、我が国では輸入食品のAF汚染による食品衛生法違反が毎年100件を超えており、汚染された食品は廃棄されることから、経済的損失や食品ロスの一因となっています。
作田教授は、AF産生を特異的に抑制する物質と、その物質を生産する微生物に着目して研究を進め、バイオコントロール剤として利用できるAF汚染防除技術を開発しました。この技術は、環境負荷の少ない次世代の生物農薬として期待されるとともに、阻害物質はAF生産阻害剤の開発につながるリード化合物としての活用が期待されています。
本ブースには食品商社や化合物合成メーカーなどが来場し、展示シーズの社会実装化に向けた意見交換が行われました。今後も本学は、保有する知的財産を積極的に社会に還元し、研究者の研究活動を応援していきます。
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