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2026年09月24日

宮下講師が欧州の国際学会で研究発表し、日本・アジアの動物実験代替法研究の国際交流に参画しました

2026年6月29日(月)~7月2日(木)、マーストリヒト(オランダ)で開催された第23回欧州体外毒性学会国際会議(ESTIV 2026)において、帝京大学医真菌研究所講師 宮下惇嗣が研究成果を発表するとともに、日本・アジア地域の動物実験代替法研究に関する国際交流に参加しました。

ESTIVは、試験管内(in vitro)試験やコンピューター予測(in silico)を活用した毒性評価技術に関する国際学術会議です。今回の会議では、新規アプローチ法(NAMs:動物を用いない新しい評価法)、規制科学、人工知能(AI)の活用、国際連携を主要テーマとして、動物実験の代替・削減につながる安全性・有効性評価の発展について活発な議論が行われました。

宮下講師は若手研究者セッションで、感染カイコモデルを用いた創薬・安全性評価研究について発表しました。カイコをin vitro試験と哺乳類試験の間をつなぐ生体モデルとして活用し、AIによる画像解析や自動観察技術と組み合わせることで、薬効や毒性、感染に伴う個体状態の変化を定量的に評価する可能性を紹介しました。
また、日本動物実験代替法学会(JSAAE)および動物実験代替法アジア連盟(AFSAAE)の立場から国際交流セッションにも参加しました。インド、スリランカ、中国、韓国の研究者らと研究動向や人材育成について意見交換を行い、若手研究者の国際交流の重要性を共有しました。
閉会式では、宮下講師が学会を代表して、JSAAE Best Oral Presentation Awardをベルギー・モンス大学のAfaf Fizazi氏に、JSAAE Best Poster Presentation Awardを韓国毒性研究所・科学技術大学校のYejin Do氏に授与しました。

会議期間中には、欧州体外毒性学会(ESTIV)とAFSAAEとの間で、科学的交流や人材育成、NAMsの開発・実装に関する協力を推進するための覚書(MOU)が締結されました。宮下講師は、「欧州とアジアの研究者が連携し、科学的に信頼性の高い新たな評価法の開発と社会実装に向けた知見を継続的に共有していくことが期待されます」とコメントしました。

本学は今後も、カイコを活用した感染症研究・創薬研究と、国際的なNAMs研究ネットワークへの参画を通して、科学的妥当性と動物福祉への配慮を両立する研究基盤の発展に取り組んでいきます。

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当日の様子01
当日の様子02

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