2026年08月12日
2026年7月14日(火)、帝京大学経済学部経営学科准教授 熊井俊夫が開講する「スポーツ経営論Ⅰ」にて、プロバスケットボールクラブ東京八王子ビートレインズを運営する株式会社THTマネジメント代表取締役社長 髙松僚氏をお招きし、「プロスポーツチームのマネジメント―東京八王子ビートレインズ―」と題した講義を実施しました。
講義前半では、バスケットボール業界とBリーグの動向について紹介がありました。日本でも近年、注目が高まりつつあるBリーグでは、次のシーズンから新体制へ移行し、クラブは競技成績だけでなく、売上や入場者数、アリーナ環境といった経営基盤も評価されるようになります。東京八王子ビートレインズは、新体制における「B.LEAGUE ONE」への参入が決定しており、プロスポーツクラブの経営には競技力の強化と健全な経営の両立が欠かせないことについて説明がありました。
後半では、髙松氏が就任後に取り組んだクラブの経営再建について話がありました。就任当時は約2.8億円の負債を抱えていたクラブの経営改善のため、地域やスポンサーへ経営状況を「情報のガラス張り」として積極的に公開するとともに、地域の清掃活動や学校訪問、コミュニティラジオでの発信など、地域に根差した活動を地道に積み重ねました。その結果、クラブは1年で黒字化を達成し、その後は八王子市の企業の出資も受けて債務超過を解消するまでに再建を果たしました。「子どもたちに夢と未来を」「バスケで八王子を盛り上げる」という理念のもと、クラブ経営と地域貢献を両立するスポーツビジネスの在り方について学ぶ機会となりました。
受講した学生からは、「経営状況を隠さず公開して信頼を取り戻したという話が印象に残った。誠実な姿勢が信頼につながることを学んだ」「タイミングは待つのではなく、自ら作るという言葉が心に残った。失敗を恐れず、まず行動することの大切さを学んだ」「講義を通して東京八王子ビートレインズに興味を持った。ぜひ試合を見に行きたい」とコメントがありました。講義後には活発な質疑応答や、リアクションペーパーでは多くの感謝と感想も寄せられました。今後も本学は、教育指針に掲げる実学教育の場を提供し、社会の第一線で活躍する方がたの知見を学びに取り入れることで、学生の成長を支援していきます。
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