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2026年07月09日

福津市からゲストスピーカーを招いて公共政策を支える主体としての役割を学ぶ特別講義を実施しました八王子キャンパス

2026年6月22日(月)、帝京大学八王子キャンパスにて、本学法学部政治学科准教授 朴井晃が担当する「地域政策論Ⅰ」および「公共政策論Ⅰ」の授業において、元福岡県職員で福津市未来共創センター「キッカケラボ」のコネクターとして活動する宮木裕子氏をゲストスピーカーに迎え特別講義を実施しました。
少子高齢化や地域コミュニティの希薄化が進むなか、地域課題の解決には行政だけでなく、市民やNPO、企業など多様な主体の連携が求められます。今回の講義では、市民活動支援の最前線で活躍する実務家の経験を通して、学生たちが地域社会に主体的にかかわる意義や公共政策を担う主体の広がりについて学びました。2024年度に続き2回目の登壇となる宮木氏は、福岡県職員としての経験を生かし、多様な主体をつなぐ活動に取り組んでいます。また、現在はNPO法人アットコミュニティの立ち上げにも取り組み、市民活動支援やまちづくりの現場に根差した活動を行っています。

当日の「地域政策論Ⅰ」では、「市民活動への支援―キッカケラボの取り組みからの挑戦―」をテーマに講義が行われ、福岡県職員として議会事務局に勤務した経験を踏まえ、民主主義や市民参加の重要性について考えるようになった経緯を紹介しました。また、福津市のSDGs未来都市としての取り組みや幸福度調査、「キッカケラボ」の役割について説明し、地域で活動する人びとをつなぎ、市民活動を支える仕組みの重要性について語りました。
受講した柿崎嵐央さん(法学部2年)は、「コネクターとして地域に出て、人や団体をつなぐ仕事が印象に残りました。高齢者の社会的孤立や、地域を知りたい人が参加できる場をつくることは大切だと感じました。行政、NPO、市民それぞれの視点を生かしながら、地域にかかわる人を増やしていく点が素晴らしいと思いました」と感想を述べました。
続く「公共政策論Ⅰ」では、「地域ボランティアの勧め―市民活動支援を通じた実践から―」をテーマに講義が行われました。政治学科1年生の必修科目として、公共政策を担う主体の広がりを学ぶとともに、ボランティア活動の基本的な考え方や、地域にかかわるきっかけについて理解を深めました。
受講した森優斗さん(法学部1年)は、「ボランティア活動の4原則を知り、これまで行ってきたごみ拾いも、自発性の有無で意味づけが変わることに気づきました。自発的であれば何でもよいのではなく、活動のルールやマナーを理解し、共有することも大切だと学びました。パトランのように身近な課題に独自の方法でかかわる活動が面白く、自分も好きなことを通して地域にかかわってみたいと思いました」と話しました。

両科目は、政治学科公共政策コースの基幹科目の講義です。今回の授業を通して学生たちは、地域を支える主体を行政だけではなく、市民やNPO、企業、そして学生自身へと広げて捉え、公共政策が多様な主体の協働によって支えられていることを学びました。また、地域課題の解決は行政任せではなく、一人ひとりの小さな参加や行動から始まることを理解し、自らも地域社会の担い手となり得ることを考える機会となりました。
法学部政治学科では、今後も行政や地域社会の第一線で活躍する実務家をゲストスピーカーとして招き、理論と実践を結び付けながら、学生が社会課題の解決に主体的にかかわる力を養う学びを推進していきます。

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