2026年06月02日
2026年5月26日(火)、帝京大学八王子キャンパスにて、「行政学Ⅰ」および「演習Ⅰ・Ⅲ」の授業で、埼玉県川口市の職員をゲストスピーカーに迎え特別講義を実施しました。本講義は、地方自治を専門とする法学部政治学科准教授 朴井晃准が担当し、地方行政の制度や政策について、理論と実践の両面から学ぶことを目的としています。
「行政学Ⅰ」では、川口市企画財政部企画経営課行革推進係の沼口絵里氏を講師に迎え、「自治体職場の最前線―市役所職員の実際―」をテーマに講義を行いました。沼口氏が登壇するのは今回で3回目となります。講義では、川口市役所でのキャリアの歩みや複数部署での実務経験、「内示」に象徴される人事異動、市役所職員に求められる姿勢などについて、具体的なエピソードを交えた解説がありました。受講した高野あおいさん(法学部2年)は、「自治体職員の仕事は異動が多く、大変な面があることを知りました。一方で、新しい経験を重ねる中で自分らしい働き方を見つけていけるのだと感じました。『誰かのために』という言葉が印象に残り、公務員として働くことは、行政を通して社会に貢献していくことなのだと考えるきっかけになりました」と感想を述べました。
続いて「演習Ⅰ・Ⅲ」では、同市企画財政部企画経営課企画係の藤木純子氏をゲストスピーカーに迎え、「自治体職場の最前線―新総合計画に基づくまちづくりの視点から―」をテーマに講義を実施しました。川口市の新総合計画の策定過程を題材に、素案作成から審議会、パブリックコメント、庁内調整、議決、計画書の作成に至るまで、自治体の最上位計画がどのように作られていくのかが詳細に語られました。また、本講義には川口市消防局予防課予防係の田中和磨氏も参加しました。受講した仲村嘉騎さん(法学部3年)は、「総合計画は市の将来を方向づける重要な計画であり、策定には市民や委員、議員、各部局の職員など多くの方が携わっていることを学びました。また、分かりやすい言葉で表現する力も求められることが分かりました。夏に参加予定の川口市でのインターンシップでは、現場で市役所の仕事を学び、自身の進路について考える機会にしたいです」と意気込みを語りました。
朴井ゼミでは、2023年度より川口市のキャリア教育(インターンシップ)にゼミ生が参加しており、同市との継続的な連携が生まれています。今年度も夏季期間中にゼミ生の参加が予定されており、今回の講義はその導入的な学びとしても位置づけられています。
今後も朴井准教授の授業では、地域社会の第一線で活躍する実務家をゲストスピーカーに迎え、行政の現場に根差した学びを通して、地方自治への理解を深める教育を進めていきます。
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