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2025年12月10日

経済学部 坪井教授が「災害時における避難所運営のための空間設計と設営に関するワークショップ」を行いました宇都宮キャンパス

2025年11月27日(木)、豊郷地区市民センター(栃木県宇都宮市)において、帝京大学経済学部地域経済学科教授 坪井塑太郎が、「災害時における避難所運営のための空間設計と設営に関するワークショップ」を行いました。
同センターの大ホールは、宇都宮市の指定避難所になっており、仮に災害発生後に自宅などで住み続けられない状況になった際に、一定期間、避難者が避難生活をするための場所になります。本ワークショップには、豊郷地区連合自治会・自主防災会の役員30人が参加し、一人当たり4平方mの避難生活空間の想定のもと、実際の避難所の縮尺に合わせて検討を行いました。その際、家族の人数や、性別、車椅子利用者、受付場所などのカードを用いてレイアウトする取り組みを行い、さらに、実物の段ボールベッドの組み立てや避難所内テントの設営の作業を全員で行いました。
参加者からは「避難所内でのプライバシー確保の方法が理解できた」「車椅子利用者を出入り口付近に配置するなどの配慮が必要だということに気づいた」「避難所内に通路を正しく設計していくことで避難生活の質的向上を図ることができることが分かった」「段ボールベッドの耐荷重が5トンもあることに驚いた」「災害が発生した時はこの経験を生かしていきたい」といった感想が寄せられました。今後も、調査、研究、現場での実践を通して地域防災力や災害対応力の向上に向けて取り組んでいきます。

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