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2022年03月09日

宇都宮キャンパス蓮田研究室が発明・工夫作品コンテストで7年連続入賞しました

2022年3月3日(木)、一般社団法人日本産業技術教育学会が主催する、第16回技術教育創造の世界(大学生版)発明・工夫作品コンテストにおいて、帝京大学理工学部情報電子工学科教授 蓮田裕一の研究室が、発明工夫部門の優秀奨励賞を受賞しました。2016年から続いた最高賞である学会長賞は6年連続受賞でストップしてしまいましたが、同コンテスト発明工夫部門の連続受賞記録を7年に伸ばす快挙です。

今回受賞した作品は「そこを見せるんです-水生昆虫の観察用ロボットの開発-」です。川底の水生生物の生態を24時間観察するため、Raspberry Pi(※1)の赤外線カメラモジュールとM5Stack(※2)でサーボモータを制御して、全方向での観察を可能としました。また、M5Stackから収集した室温、照度、水温などのデータをDocker(※3)上に構築した時系列データベースであるInfluxDBに送信し、データ可視化プラットフォームの Grafanaでダッシュボードを作成することでデータの可視化を実現しました。
これにより、カゲロウやトビケラの巣の作り方や捕食行動をリアルタイム観察できます。近年、オオシロカゲロウが日本全国で9月10日から12日に大発生していますが、川底で日長の変化を正確に読み取りながら、一斉に発生する要因を明らかにしました。

  • ※1ワンボードマイコン(Microcontroller Unit、MCUの略)と呼ばれる小さなハードウェア
  • ※2小型のマイコンモジュール
  • ※3コンテナ型の仮想環境を作成、配布、実行するためのプラットフォーム

作品名

そこを見せるんです-水生昆虫の観察用ロボットの開発-

受賞者

帝京大学理工学部情報電子工学科 蓮田裕一研究室
飯田雅裕さん(4年)、濱崎圭亮さん(3年)

蓮田研究室の活動・本コンテストの詳細はこちら
一般社団法人日本産業技術教育学会2021年度大学生版コンテスト審査結果はこちら

当日の様子01
当日の様子02

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