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2022年02月15日

八王子キャンパス西向ゼミが国際協力演習ゼミ展「差別と人権」を実施しました

2022年1月17日(月)〜2月12日(土)、帝京大学総合博物館ミュージアムプラザにて、本学外国語学部外国語学科准教授 西向堅香子ゼミが取り組んだ国際協力演習での研究成果を展示しました。
西向准教授の国際協力演習「持続可能な社会の創造(SDGsゼミ)」では、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」を紐解き、国内外の地球規模課題に目を向け、幸せな社会とは何か、どのように持続可能な社会を創っていけるかについて研究しています。
2021年度の3年生はまず差別と人権を大きなテーマに設定し、学生自らが日ごろから関心のあった身近な問題に目を向け、「障害者班」「LGBTQ班」「外国人班」「インターネット班」の4班に分かれ研究を進めました。 根拠に基づいて調査を行うため、LINEやInstagram、Twitter、FacebookといったSNSを活用して10代から60代までの幅広い年齢層に向けてアンケートを募り、差別や偏見なく人権が尊重される社会の実現に向けた価値観やアイデア、提言を導き出しました。

2020~2021年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外国語学科2年次に本来予定されていた全員留学(Global Campus Program)が実施できませんでした。学外の活動が大きく制限を受け、目標を見失ってもおかしくない状況でしたが、西向ゼミの学生たちは留学できなかった思いをこの国際協力演習に注ぎ、達成感を見出しました。大学側と調整を図りながら学生の研究活動を見守った西向准教授は「もともと好奇心やチャレンジ精神を持ち合わせていたメンバーではあったが、グループで取り組む研究は協調性が必要となり苦労も多い。今回、調査・分析・考察・結論と着実に進めることができた一連の研究プロセスを評価したい。このプロセスの中で育まれる自分で物事を考え動く主体性や積極性、協調性、責任感が以前よりも養われていると感じている。博物館での展示作業も、就職活動と両立しながら協力して取り組んだチームワークの良さは、学生の成長を感じたところだった」と話しました。 見えない部分で動いてくれていたことに感謝の意を示した学生たちに、「教員が学生に動かされることはいいこと」と繰り返し話していた西向准教授。教員をも突き動かすバイタリティは、今後の就職活動にもいい影響を与えています。教員をめざす人、化粧品業界でジェンダーレスな販売方法をめざす人、エンターテイメント業界での活躍を見据えている人など、学生の可能性が楽しみでなりません。 帝京大学では、今後もSDGsをはじめとする学生の研究を応援していきます。

学生担当一覧

・障害者班
「障害者差別と人権-障害者差別をなくすために私たちにできることは何か-」
上圷優羽、木村美優、福島妃陽里(外国語学部3年)

・LGBTQ班
「LGBTQと人権-LGBTQの人々が住みやすい社会を私たちはどう作っていけるか-」
磯山葵、谷村仁香、日置亜美(外国語学部3年)

・外国人班
「人種差別と人権-人種差別をなくすために私たちができることは何か-」
平田勇斗、古谷宇紀、三上涼加(外国語学部3年)

・インターネット班
「インターネットと人権-誹謗中傷を減らしていくために私たちができることは何か-」
安部光一、池上篤郎、横田怜(外国語学部3年)

外国語学部の詳細はこちら
西向堅香子准教授のSDGsの取り組みはこちら

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