2026年03月30日
2026年3月14日(土)、帝京大学八王子キャンパスにて帝京大学総合博物館開館10周年記念シンポジウム「地域社会と大学博物館-人間形成・人づくりの場としての大学博物館の可能性-」を開催しました。帝京大学総合博物館は、本学の研究活動の過程で収集された貴重な学術資料や教育研究活動の成果展示、他機関との連携を通した大学の社会貢献推進を目的に設立され、2025年9月に開館10周年を迎えたことを記念し、本シンポジウムを開催しました。本シンポジウムには同館の活動に携わってきた教職員や在学生・卒業生のほか、近隣で活動する地域団体の方がたも含めた120人が参加しました。
第1部の講演では、本学理事長・学長 冲永佳史が「帝京大学の教育研究活動と社会貢献」をテーマに講演し、本学が進める教育・研究の取り組みや社会とのかかわりについて紹介しました。続いて、帝京大学総合博物館学芸員 堀越峰之が登壇し、開館当初から現在に至るまでの同館の歩みや活動の広がりについて報告しました。また、都留文科大学 地域交流研究センター教授 北垣憲仁氏、東京学芸大学教育学部教授・大学史資料室副室長 君塚仁彦氏からは、地域博物館の在り方や、帝京大学総合博物館に寄せる期待が語られ、今後10年間の展望について意見が示されました。
第2部トークセッションでは、第1部の講演登壇者のほか、モデレーターとして帝京大学総合博物館副館長 中山京子、同学芸員 甲田篤郎も加わり、帝京大学総合博物館が果たしてきた10年の歩みを振り返りながら、次の10年、20年を見据えた展望について議論が行われました。大学に蓄積された研究成果や資料、地域の歴史や自然環境を共有する「知のプラットフォーム」として機能する現在の活動が紹介されたほか、全国・海外に教育研究ネットワークを広げる総合大学としての本学の特徴にも触れ、それぞれの地域や拠点で得られた知見や素材を博物館で共有・発信していく可能性について意見が交わされました。こうした議論を通して、博物館が「つなぐ」「越える」「包み込む」存在として、多様な人や分野を結び付けていくことへの期待が示されました。
シンポジウム終了後には、登壇者と参加者による飲食を交えた交流会が開催され、講演内容を振り返りながら活発な意見交換が行われました。
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