2025年12月20日
2025年12月10日(水)、帝京大学八王子キャンパスにて、落語家 古今亭文菊師匠をお招きして特別授業「日本語で楽しむ落語の世界」を実施しました。「日本語Ⅱ」「日本語Ⅳ」「日本語教育実践アプローチ」の合同授業として行われ、留学生や日本人学生、教職員約160人が参加しました。
授業ではまず、日本語教育センター助教 古屋憲章、同センター講師 清水美帆が落語の概要や演目「時そば」について解説しました。続いて、古今亭文菊師匠から落語の笑いの仕組みや小道具である扇子と手ぬぐいの使い方などについて説明を受けた後、実際に「時そば」を鑑賞しました。参加者たちは古今亭文菊師匠の巧みな話術としぐさで登場人物を演じ分ける様子に引き込まれ、時には笑いながら日本の伝統芸能を楽しんでいる様子でした。参加した学生からは「声の調子や話し方の工夫で登場人物が生きているように感じられ、自然と話に引き込まれました」「落語は言葉だけで、情景が目に浮かぶところがすごいと思いました。これからもほかの落語を聞いてみたいです」「落語が始まったときから、タイムスリップのような感じでした」などの感想があり、日本語学習と文化理解を深める貴重な機会となりました。
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