2025年12月02日
2025年11月14日(金)、帝京大学八王子キャンパスにて、日本語教育センターの特別セミナー「国境を越えたノンネイティブ日本語教師~学習者から教師への道のり~」を実施しました。
本セミナーは同センター長・外国語学部学部長 平田好が留学生を対象に開講する日本概論Ⅱの授業の一環として、留学生や日本語教育・スペイン語圏の文化に関心を持つ学生を中心に実施しました。
当日は、コロンビア出身で国際交流基金メキシコ日本文化センター講師 ロニー・ムニョス氏が登壇し、日本語学習を始めたきっかけや、現地の日系企業で通訳として働いた経験、日本語学校の設立や日本語の授業の様子・指導方針などについて、流暢な日本語でお話がありました。特に現地の日系企業での通訳経験から、聞き取った言葉を通訳するだけでなく、日本とメキシコの文化の違いを理解したうえでどうやって通訳するかが重要との話から、言語学習が単なる知識習得ではなく、異文化理解や実践的な対話力を育てるプロセスであることを学びました。
受講した学生からは「私も日本語教師になるための授業を受講しているが、日本語そのものを問われると説明が難しく、ノンネイティブの先生は素晴らしいと感じた」「スペイン語を学ぶ中、授業ではほとんどがスペインの特に北部の話が多く、初めて南米の日本語教育事情を知れてとてもいい機会だった」と感想が寄せられました。
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