2025年11月28日
2025年11月12日(水)、帝京大学福岡医療技術学部医療技術学科講師 塩井成留実の「構造生物学解析による完全ヒト型抗蛇毒抗体の開発の研究」が、公益財団法人武田科学振興財団の2025年度研究助成に採択されました。同財団は、日本の科学技術および文化の向上発展に寄与することを目的として設立された団体であり、優れた研究活動を行っている研究者に助成金を提供しています。
本研究では、毒蛇咬傷に対する安全で有効な治療法の確立をめざし、抗毒蛇血清に代わる完全ヒト型抗体の開発を構造生物学的手法に基づいて分子レベルで設計・解析することを目的としています。毒素と抗体との相互作用を原子構造レベルで明らかにし、精密な抗体最適化を実現するという基礎研究と医療応用を橋渡しする独創的なアプローチが高く評価され、今回の採択に至りました。
福岡医療技術学部は、塩井講師の今後の研究活動を全力でサポートし、研究の発展に努めてまいります。