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2025年11月07日

八王子キャンパスにて国際共修型授業を実施しました八王子キャンパス

2025年10月17日(金)、帝京大学八王子キャンパスにて国際共修型授業の実践として、教育学部「言語と社会活動」と留学生対象「日本語科目」の合同授業を実施しました。本授業は、キャンパス内での異文化体験を促進し、日本人学生と留学生の交流と相互理解の機会を提供することを目的に計画されました。
授業の冒頭では、日本語教育センター教授 有田佳代子が、授業の目的や多文化間コミュニケーションの効果的な方法、話し合いのルールなどを説明し、その後日本人学生と留学生の混成グループを組み、グループディスカッションを実施しました。初めに自己紹介や他己紹介を通してお互いを理解し合い、相手にとって「わかりやすい言葉」を意識することで言葉の使い方や伝え方について考えました。その後「健康」「友情」「趣味」「知性」「権力」などの価値観について個人で考え、その後グループで共有しながら一つの意見にまとめるワークを行いました。全体での振り返りでは学生から「権力や名誉が大事だという人もいれば、愛や円満な家庭が大事だという人もいて、今まで思っていなかったような個々人での価値観の違いがあった」などのコメントがあり、自分の「常識」や「あたりまえさ」を相対化する貴重な機会となりました。
参加した学生からは「国による違いもあったが、一方で日本人同士でも相当意見が分かれた。異文化は『国籍』だけとは限らないことを知った」「大学で初めて留学生とじっくり話す機会となり刺激的だった。なぜ今までもっと留学生と交流してこなかったのか後悔した」「最初はすごく緊張していたが、留学生の日本語が上手で何も心配いらずリラックスして話し合うことができた」「日本人の先輩たちともっと話したかった。また合同授業を実施してほしい」などの感想が聞かれました。

帝京大学では今後も国際共修の機会を推進し、学生の多文化理解とグローバルな視野の育成に努めていきます。

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