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2025年10月02日

西向准教授らの研究チームが韓国のソーシャルファームを訪問しました八王子キャンパス

2025年8月20日(水)、帝京大学外国語学部外国語学科准教授 西向堅香子を代表研究者、文学部社会学科准教授 李永淑、外国語学部国際日本学科教授 坂田美奈子、同学部学科准教授 加藤恵美を連携研究者とする研究チームが、韓国・京畿道驪州市にあるプルメソーシャルファームを訪問しました。
「ソーシャルファーム」とは、自律的な経済活動を行いながら就労に困難を抱える方が必要なサポートを受け、ほかの従業員と共に働いている社会的企業のことを指します。訪問先のプルメソーシャルファームでは、発達障がいのある若者たちがスマート農業に従事しながら自立をめざしており、地域住民や企業との協働を通して、障がい者が地域社会の一員として活躍できる環境づくりを進めています。同企業代表 チョ・ヨンス氏による説明と見学を通して韓国における実践を学び、活発な意見交換を行いました。日本でも障がい者や引きこもり経験者、元受刑者などと共に働き、対等な賃金を支払うソーシャルファームをめざした取り組みが広がりつつありますが、韓国の事例は制度設計や地域との関係づくりにおいて多くの示唆がありました。

本研究チームは「人権」を出発点に、持続可能な社会の仕組みを探ることを研究課題としており、今回の調査は、帝京大学先端総合研究機構のチーム研究助成を受けて実施したものです。今後は、調査成果を本学総合博物館で展示し、教職員・学生・一般来館者に向けて人権と共生社会への理解を広げる教育活動を展開する予定です。また、展示と連動した授業では、グループワークやディスカッションを通して、「あらゆる人びとの人権が尊重される社会とは何か」を考える機会を提供します。

今後も帝京大学では、学内の研究でさまざまな知見を培い、社会に還元できる取り組みを推進していきます。

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当日の様子01
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