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2025年09月18日

福岡医療技術学部の学生と輪内助教が第15回中四国臨床工学会にて最優秀演題賞と奨励賞を受賞しました福岡キャンパス

2025年9月6日(土)・7日(日)、広島国際会議場(広島県広島市)で開催された第15回中四国臨床工学会において、帝京大学学生の井久保智怜さん(福岡医療技術学部4年)が最優秀演題賞を、同学部医療技術学科助教 輪内敬三が奨励賞を受賞しました。

井久保さんは、医療技術学科臨床工学コースの獣医体外循環・血液浄化研究室(VECBP Lab)に所属し、輪内助教の指導のもと研究を進めており、本学会で「イヌ大腸内視鏡検査における鉗子操作時穿孔発生力のex vivo定量評価」という研究タイトルで発表を行いました。
VECBP Labでは、臨床工学技士の新たな専門領域を拓く取り組みとして、獣医療における研究を積極的に進めています。これまでの循環器や代謝領域に加え、現在は内視鏡分野に研究を拡大し、今後は呼吸、ペースメーカー、カテーテル治療など幅広い領域への展開も視野に入れています。
輪内助教は、医療・ヘルスケア機器開発ニーズ部門で「穿孔を防ぐための内視鏡検査中の圧力負荷の可視化ニーズ」という研究タイトルで発表を行いました。内視鏡検査における穿孔リスクの一因である「数値化・可視化されていない圧力負荷」に着目し、これを解決する機器開発の必要性を示しました。今後は広島の企業と連携し、機器開発を進めていく予定です。
これらの研究は、将来的に獣医療における治療の選択肢を広げることが期待されており、医療技術の発展に大きく貢献することが期待されます。

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