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2025年06月10日

霞ヶ関キャンパス杉本真樹教授がUAE大学と中東最大級サミットで招待講演を行いました

2025年5月26日(月)、UAE大学(アラブ首長国連邦)および、2025年5月27日(火)、中東最大級サミットで、帝京大学冲永総合研究所Innovation Lab教授 杉本真樹が招待講演を行いました。

5月26日(月)は、国立アラブ首長国連邦大学(United Arab Emirates University:UAEU)が開催した “Future Tech Talks: Healthcare and Education in the Digital Age” に招待され、「Augmented Holographic Surgical Navigation Using Extended Reality」を演題に講演を行いました。
講演では、XR技術を用いた手術支援システムの概要に加え、教育や遠隔支援への応用、さらには環境負荷低減への貢献について多角的に考察しました。特に、帝京大学発ベンチャー企業Holoeyes株式会社の空間的ホログラム表示によって、臓器の形状や手術計画を直感的に把握できる点が強調され、会場からは活発な質疑応答が寄せられました。また、同社との共同研究成果として開発したXRサービスのデモンストレーションおよび体験会を実施し、参加者に最新の空間コンピューティング技術による術前計画・術中支援の可能性を紹介しました。当日は同大学医学部をはじめ、工学、情報科学、教育学など複数学部の教員・学生および医療関係者が参集し、デジタル医療と教育の未来像について多くの示唆が得られました。
5月27日(火)は、ドバイ・ワールドトレードセンターで開催されたArab Media Summit 2025(AMS2025)に招かれ、「A Japanese Vision for the Future of Media」を演題に講演を行いました。本フォーラムはドバイ首長国政府の後援のもと、6,000人を超えるメディア関係者が一堂に会し、ジャーナリズム、デジタルコンテンツ、コミュニケーションの未来を議論する中東最大級のメディアイベントです。プログラムにはCNN、Reuters、Arab Newsなどの世界的に著名な編集責任者やインフルエンサーが登壇しました。講演では、AIを活用したデータドリブンでパーソナライズされたメディア戦略の構築手法、医療XRで培った3Dホログラム技術とメタバース空間のメディア応用、AI技術と融合した空間的インタラクティブコンテンツの可能性、そして中東地域におけるメディア企業や大学との共創型イノベーション協業ビジョンについて解説しました。

講演後、杉本教授は「メディアとヘルスケアの境界が急速に溶ける今、AIとXRで『情報を空間化』する発想こそ次世代メディアの鍵です。AMSで得たネットワークを生かし、中東地域のパートナーとともに新しいコンテンツ体験を創出していきます」とコメントしました。また、今後の展望として「UAEUをはじめ中東地域の医療機関・教育機関との連携をさらに深化させ、より安全で持続可能な医療環境の実現をめざします。また、AIやXR技術を通じた国際共同研究を推進し、社会課題解決と新たな価値創造に貢献していきます。」と話しました。杉本教授の今後の活躍が期待されます。

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