2024年10月21日
2024年9月21日(土)・22日(日)、アイテムえひめ愛媛国際貿易センター(愛媛県松山市)で開催された第14回中四国臨床工学会にて、井久保智怜さん(福岡医療技術学部3年)が優秀演題賞を受賞しました。井久保さんは、帝京大学福岡医療技術学部医療技術学科臨床工学コース助教 輪内敬三の研究室で研究を進めており、本学会で「模擬回路を用いた小型犬における透析用カテーテルと送血カニューレの比較検討」という演題で発表を行いました。
輪内助教の研究室では、臨床工学技士の新たな分野として、獣医療における循環器および代謝分野の研究に積極的に取り組んでおり、特に獣医心臓外科手術における小型犬の治療に焦点を当てています。井久保さんは、体重3kg以下の小型犬に適した代用カニューレとして、14G透析カテーテルと8Fr送血カニューレの性能を、模擬回路を使用して比較検討しました。その結果、流量300 mL/min以下では、両者が同等の性能を持つ可能性が示されました。本研究内容が高く評価され、今回の受賞へと至りました。
本研究は今後、獣医心臓外科における治療の選択肢の一つとして大きく貢献することが期待されます。
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