2023年09月14日
2023年8月26日(土)、国立競技場(東京都新宿区)で行われた2023明治安田生命J1リーグ第25節FC東京vsヴィッセル神戸戦にて、帝京大学の学生が本学とクラブスポンサー契約を締結しているFC東京と連携し、試合を観戦する外国人来場者にアンケート調査を実施しました。Jリーグではアジア戦略としてASEAN(東南アジア諸国連合)諸国との連携を模索する中、FC東京はグローバル戦略の一環としてインバウンド戦略を立案するため、外国人来場者にアンケート調査を実施することで現状と課題を把握し、その対策を講じていきたいと考えています。本学からはFC東京への調査協力のため、国際交流アシスタントを務める学生やスポーツ経営に関心のある学生など40人を超える学生が調査に参加しました。
当日は、日本人学生と留学生がペアになって12カ所に分かれ、国立競技場に集う外国人来場者に対して英語を駆使してアンケートを行いました。最初は少し緊張した面持ちだった学生たちも、外国人来場者の明るく親切な応対のおかげで積極的に声をかけることができるようになり、最後には笑顔もみられました。学生からは「観光でサッカー観戦に来ている人は、好きなチームや好きな競技だからという理由ではなく、日本でのスポーツ観戦に意義を感じている人が多いようだった」との感想がありました。
また、調査終了後にはFC東京vsヴィッセル神戸戦を観戦し、サッカーに関心があって選手名も熟知している学生から初めてスタジアムでサッカーを観る学生までさまざまでしたが、本学学生は会場の演出と素晴らしい選手のプレーに歓声を上げながら応援していました。この日は1シーズンに2試合実施される国立競技場での試合で、国立ならではの豪華ゲストやミニライブ、花火の打ち上げ、照明の演出などが行われ、試合前から観客の熱気が高まっていました。ヨーロッパの留学生からは、「母国の試合では熱狂的なサポーターが多いが、日本の応援は一生懸命行われているが安心して観ていられる」と違いを楽しそうに話すなど、サッカー観戦を通して日本人学生と留学生が自然と国による楽しみ方の違いを語り合うことができ、大変貴重な機会となりました。
本学は今後もファンやサポーター、地域の方とともにFC東京を応援すると同時に、学生に対しては実践的な経験を通して、スポーツマーケティングなどさまざまな角度から学ぶ機会を創出していきます。