トピックス

  • 研究活動

2023年08月15日

板橋キャンパス鈴木教授が日本DDS学会で第1回日本DDS学会賞を受賞しました

2023年7月27日(木)・28日(金)に開催された第39回日本DDS学会学術集会にて、帝京大学薬学部薬物送達学研究室教授 鈴木亮が第1回日本DDS学会賞を受賞しました。DDSとは、ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System)の略語で、体内での薬の動き(薬物の体内動態)を最適化して、治療効果が高く副作用の少ない薬物治療を達成することをめざした技術のことです。当学会は、これまでもDDSの分野において優れた研究を行っている研究者に対して学会賞を設けていますが、DDS技術の基礎研究ならびに実用化研究・臨床研究において顕著な業績をおさめた研究者を対象とした日本DDS学会賞を新設し、第1回目の受賞者に鈴木教授が選ばれました。

今回、マイクロバブルと超音波を利用した、がんに対する治療効果が高く副作用の少ない新たな抗がん剤デリバリー法の開発および、本方法が多様化するがん治療戦略を支援するためのDDSの基盤技術となりうることが示されたことが評価されての受賞となりました。受賞にあたり鈴木教授から「薬物送達学研究室で長年進めてきた超音波を利用した新たなドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発に関する研究を評価していただいた結果です。本研究の遂行にご助力くださった先生方や学生の皆さまに心より感謝申し上げます。今後も、本学からさまざまなDDS研究の成果を発信し、がんに苦しむ患者様に少しでも早く本技術を届けられるようDDS研究に精進してまいります」とコメントが寄せられました。鈴木教授の今後の益々の活躍が期待されます。

日本DSS学会 学会賞についてはこちら
Teikyo Lab 鈴木教授の研究紹介についてはこちら
鈴木教授についてはこちら
帝京大学薬学部 薬物送達学研究室についてはこちら

当日の様子01
当日の様子02

トピックス一覧へ