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2023年05月17日

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板橋キャンパス帝京大学薬学部山下教授らの研究グループが環状リン脂質メディエーターを小胞体で産生する酵素を発見しました

2023年5月16日(火)、帝京大学薬学部教授 山下純は、川崎医科大学薬理学教室(助教 北風圭介氏、准教授 坪井一人氏、教授 岡本安雄氏ら)、香川大学医学部教授 上田夏生氏、徳島大学生物資源産業学部教授 田中保氏らとの共同研究において、細胞内で環状リン脂質メディエーターを産生する酵素を発見しました。本研究グループは、リゾホスホリパーゼD型酵素であるグリセロホスホジエステラーゼ7(GDE7)が脂質メディエーターである環状ホスファチジン酸(cPA)を細胞の小胞体内で産生することを発見しました。cPAは乳がんの悪性化や脂肪細胞分化にかかわると考えられ、この研究成果は乳がんや肥満の治療薬開発につながることが期待されます。本成果は国際学術誌である Communications Biologyにオンライン掲載されました。

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