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2023年03月09日

霞ヶ関キャンパス中国経済シンポジウム「地政学リスクが拡大する中の脱炭素化・デジタル化イノベーション」を実施しました

2023年3月3日(金)、帝京大学霞ヶ関キャンパスにて中国経済シンポジウム「地政学リスクが拡大する中の脱炭素化・デジタル化イノベーション」を実施しました。本シンポジウムは、本学教員を含む日本の研究者と中国社会科学院をはじめとした中国の研究グループによる日中の共同研究の成果を報告しています。

4回目となる今回は、第4次産業革命の下での日中両国における脱炭素化・デジタル化の技術革新の展開と特徴、および日中ビジネス連携の可能性について、参加者とともに検討しました。当日は本学理事長・学長 冲永佳史のあいさつで開会し、10の講演が行われました。本学からは経済学部教授 郭四志、同学部教授 露口洋介、同学部准教授 堀内英次、同学部講師 三竝康平が各教員の研究テーマに基づき、日中のデジタル化・脱炭素化に向けたイノベーションについてさまざまな側面から報告を行い、各講演の後には参加者との質疑応答を通して今後の日中経済協力のあり方について検討を深めました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、対面とオンラインの併用で実施しましたが、本シンポジウムには中国、オーストラリア、タイを含め、延べ70名を超える方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。参加していただいた皆さま、ありがとうございました。今後も本学では研究の成果を社会へ発信していきます。

講演者・講演内容

帝京大学経済学部教授 郭 四志 
脱炭素化を巡る地政学的インパクトと脱炭素を中心とする技術革新

帝京大学経済学部准教授 堀内 英次
日本のパワー半導体業界のイノベーション

東京大学大学院工学系研究科教授 小宮山 涼一
日本の電力システムの脱炭素化に向けた課題

帝京大学経済学部講師 三竝 康平 
日中企業のデジタル化およびESGに関する政治経済学的考察

中国国際経済交流センター 世界経済部研究員 張 乃欣
脱炭素化・デジタル化の相乗効果による中国の産業高度化・技術グレードアップ」

中国社会科学院 工業経済研究所教授 趙 英  
中国の新エネルギー自動車産業の技術開発

東京大学社会科学研究所教授 丸川 知雄 
中国の再生可能エネルギー業界について

帝京大学経済学部教授 露口洋介 
 デジタル人民元と人民元国際化―日中関係と関連して

中国吉林大学教授 趙儒煜 
脱炭素化・デジタル化の日中産業への影響及び日中産業の相互補完

日本貿易振興機構企画部 地域戦略主幹 日向裕弥
日本企業の中国事業展開と脱炭素化の取り組み

当日の様子01
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当日の様子04
当日の様子05
当日の様子_06

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