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2023年02月28日

宇都宮キャンパス蓮田研究室が発明・工夫作品コンテストで学会長賞を受賞しました

2022年2月2日(木)、一般社団法人日本産業技術教育学会が主催する「第17回技術教育創造の世界(大学生版)発明・工夫作品コンテスト」において、帝京大学理工学部教授 蓮田裕一の研究室が発明工夫部門の最高賞である学会長賞を受賞しました。本コンテストでは、初参加した第10回から第15回にかけて6年連続で学会長賞を受賞しており、本コンテスト発明工夫部門・学会長賞の受賞記録をさらに伸ばす快挙でした。前回の第16回コンテストでは惜しくも第2位の「優秀奨励賞」でしたが、今回最高賞の「学会賞」を奪還しました。

今回受賞した「蚊なり取れます」という作品は、衛生害虫のサーベイランスの無人化・自動化のためにメカトロニクスを活用した時間別に採集可能なオートサンプリングマシンで、ヒトスジシマカやアカイエカなどの発生状況を明らかにできます。蚊は感染症を媒介することで知られており、マラリアやデング熱により世界中で毎年約70 万人が命を落としています。2014 年には東京代々木公園内でデング熱感染が始まり、年内に160 名が感染したこともあります。日本全国で蚊のサーベイランスがヒト囮法で広く利用されていますが、研究者が感染する危険が伴います。蚊による感染症を未然に防ぐため、本作品を制作しました。栃木県は牛乳の生産量日本2位であるため、牛舎での蚊の苦情に対する実用化も期待されます。

当日の様子_01

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