2023年02月17日
2022年11月26日(土)、帝京大学八王子キャンパスにて、第14回帝京大学教職大学院フォーラム ~子どもを見つめて~ を実施しました。本学大学院教職研究科では、日ごろの教育実践や研究成果を広く公開するために、毎年教職大学院フォーラムを実施しています。本年は、教育関係者や大学生、大学院生など80人を超える参加者が集まり、西川幹之佑さん(法学部2年)の著書『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由』(時事通信社2022年)を題材として、「子ども一人ひとりの多様性に応じられる教師の専門性」について考える会となりました。
フォーラムは大きく3つの内容に分かれており、一つ目は帝京平成大学教授 田中良広氏より「特別支援教育に関わる教師の専門性向上に向けた方策」について基調講演がありました。二つ目は、本学教職研究科院生による、西川幹之佑さんの著書をふまえた「子ども一人ひとりの多様性に応じられる教師の専門性とは」のグループ発表が行われました。そして、三つ目は、西川さんや西川さんのお母様をはじめ、小学校校長や大学教授、医師が本フォーラムのテーマについてパネルディスカッションを行い、さまざまな立場による活発な意見交換がなされました。参加者からは、「話を聞きながら、たくさんの児童、保護者、先生がたの顔が浮かんできました。特別支援を推進していくために自分ができることを考えることができました」、「大変意義深いフォーラムでした。もっと多くの教育関係の方々や学生にも聞いていただきたいと思いました」など、多くの感想や意見が寄せられました。昨年に続き、コロナ禍の制約の多い実施とはなりましたが、教職大学院フォーラムとして貴重な協議や提言が行われました。
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