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2022年12月12日

八王子キャンパスマス・コミュニケーション論で特別授業を行いました

2022年11月24日(木)、帝京大学八王子キャンパスにて、本学文学部社会学科講師 木下浩一の「マス・コミュニケーション論」を履修する学生を対象に、西尾レントオール株式会社の人事・採用担当者をお招きした特別授業を実施し、約100人が参加しました。当日は同社総務人事部人事課採用担当課長 富井孝昌氏、同課主任 井上彩美氏、同課採用担当 村岡楓夕氏にお越しいただき、BtoB(Business to Business)企業の広報や職業選択を軸にお話しいただきました。同社は大阪に本社をおき、建設機械のレンタルやリースを中心に事業展開する東証プライム上場企業です。

企業広報については、社内広報として全国にある約280の拠点への広報誌を使用した安全性の徹底の呼びかけや、社外広報として「モビシステム」というオリジナルシステムを用いた24時間365日自由に利用できる作業車のカーシェアリングの実現など、アナログとデジタルを融合した広報活動が紹介されました。ほかにも、サッカーチームへの協賛や工事現場の外囲いに絵を飾り付けて賑わいを創出する独自の取り組みも紹介されました。また、展示会やイベントなどのメディアやコンテンツに興味のある学生にとっては進路選択のひとつとなり得る、同社が現在事業部門を拡充しているスタジオや4K中継車の運用事例についても説明されました。続いて木下講師の進行で行われたパネルディスカッションで、職業選択についての問いに対して井上氏は「アクティブな学生ではあったが、人前に立つことは嫌いだった。採用担当として配属され人前に立つ仕事を始めてからは、やり続けることで楽しさを見出せたり、今まで続けてこられたことからも、意外と向いているのかもしれないと感じている。向き不向きを自分で決めつけずに周りの人の意見を聞いてみるといい」と話し、村岡氏は「人と話すこと、人の話を聞くことが好きで、学生時代は営業職を希望していたが、今は採用担当として学生の前に立つ仕事をしている。人前に立つのは毎回とても緊張するが、回数をこなして感情をコントロールできるようになった」と話されました。最後に富井氏より「今は学生生活を楽しみながら、やったことのないことにチャレンジして経験値をあげてほしい」と学生へメッセージが送られました。

授業を受けた学生からは「自分にはこの仕事は向いていない、と決めつけてしまいがちだが、挑戦して回数を重ねると、意外と楽しかったり自分に向いているのかもしれないと気づくこともある。これからの就職活動の参考になるお話を聞けた」と感想がありました。最後に木下講師から「マスコミ志望の学生は、テレビ局や新聞社へ目を向けがちだが、こうした企業広報も選択肢の一つとして調べてみてほしい」とコメントがあり、広報の仕事や職業選択について考える有意義な時間となりました。

 

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