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2022年03月07日

八王子キャンパス中国経済シンポジウム「デジタル化・脱炭素化分野の日中イノベーション」を開催しました

2022年2月28日(月)、帝京大学霞ヶ関キャンパスにて、中国経済シンポジウム「デジタル化・脱炭素化分野の日中イノベーション」を開催しました。本シンポジウムは、本学教員を含む日本の研究者と中国社会科学院をはじめとした中国の研究グループによる日中の共同研究の成果を報告しています。
3回目となる今回は、デジタル化・脱炭素化に向けた日中産業高度化・技術革新に関する最新の動向や米中摩擦・対立による影響およびそれに伴う日中の経済関係の新たな展開の方向性を参加者とともに検討しました。

当日は本学理事長・学長 冲永佳史のあいさつで開会し、10の講演が行われました。本学からは経済学部教授 郭 四志、同学部教授 露口洋介、同学部准教授 堀内英次、同学部講師 三竝康平が各教員の研究テーマに基づき、日中のデジタル化・脱炭素化に向けたイノベーションについてさまざまな側面から報告を行い、各講演の後には参加者との質疑応答を通して今後の日中経済協力のあり方について検討を深めました。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインでの開催となったにもかかわらず、本シンポジウムには延べ70人を超える方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。参加していただいた皆さま、ありがとうございました。今後も本学では研究の成果を社会へ発信していきます。

講演者・講演内容

帝京大学経済学部教授 郭 四志
第4次産業革命下での日中の技術革新の展開―デジタル化・脱炭素化を中心に

帝京大学経済学部准教授 堀内 英次
第4次産業革命下での日本半導体産業の現状と今後

東京大学大学院工学系研究科准教授 小宮山 涼一
脱炭素化・カーボンニュートラルに向けた日本企業のグリーンイノベーション

帝京大学経済学部講師 三竝 康平
日中企業のAI・IoTの活用効果と特徴及び問題点:政治経済学的視点から

中国国際経済交流センター世界経済部副研究員 張 乃欣
中国の脱炭素・デジタル化戦略及び産業高度化動向と特徴

中国社会科学院工業経済研究所教授 趙 英
中国主要産業(ロボット・自動車産業)の自主開発及びサプライチェーンの変化

東京大学社会科学研究所教授 丸川 知雄
低炭素化・デジタル化と自動車産業―“CASE”の現状と将来

帝京大学経済学部教授 露口 洋介
デジタル人民元とデジタル円の動き及び日中金融協力

中国吉林大学北東アジアセンター教授 趙儒煜
第4次産業革命の日中産業への影響及び日中サプライチェーンの再構築

ジェトロイノベーション・知的財産部スタートアップ支援課課長 島田 英樹
「海外進出日系企業実態調査 」から見る脱炭素化、デジタル化に向けた、日本企業の対中ビジネスの現状
 

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