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2021年12月23日

霞ヶ関キャンパス帝京大学リカレントカレッジ「100年経営の現場から考える事業承継」を実施しました

12月2日(木)~12月17日(金)、帝京大学霞ヶ関キャンパスにて帝京大学リカレントカレッジ・中小企業経営実践講座「100年経営の現場から考える事業承継」を実施しました。日本経済の中核をなす中小企業のうち65%もの企業が後継者不在であり、後継者難による廃業の増加が危惧されています。そこで近年注目の集まる事業承継について、一般社団法人100年経営研究機構と共催のもと、全3回にわたって事業承継に関する議論をしました。

第1回には、ワイズ・パートナーズ税理士法人代表社員 小西孝幸氏より、家族内承継を大前提とし、やむを得ない手段として消極的にM&Aが選択されてきたこれまでの事業承継のありかたを見直し、家族内承継・従業員承継・M&Aを連続的に捉えることの重要性が説明されました。第2回では、中小企業庁事業環境部財務課課長補佐 高橋正樹氏が、M&Aの現状や推移を豊富なデータに基づいて示し、全国に設置されている事業承継・引継ぎ支援センターの活動紹介など制度・政策面から事業承継をいかに進め、サポートしていくかという問題について議論しました。第3回は、株式会社ストライク代表取締役社長 荒井邦彦氏より、実際のM&Aの事例をもとにM&Aを進めるうえで必要な考え方や実施するうえでの課題や難点が紹介され、早期に取り組みを始めることの必要性が示されました。

各回とも、講座後半には、事業承継の現場で活躍するエキスパートをパネリストに迎え、講師・参加者と活発な議論を展開し、全3回を通じて、今後の事業承継におけるM&Aが占める重要性や、後継者問題を先延ばしにせず、業績が好調なうちに事業承継に着手することの必要性を学びました。

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