トピックス
- 社会・地域連携
2021年10月22日
霞ヶ関キャンパス帝京大学リカレントカレッジ・中小企業経営実践講座を実施しました
2021年9月7日（火）～10月12日（火）、帝京大学霞ヶ関キャンパスにて、リカレントカレッジ中小企業経営実践講座を実施しました。コロナ禍のなか、感染防止に最大限留意しながら多くの方に参加いただき、有意義な異業種交流を行いました。
開講初日には、本学理事長・学長 冲永佳史より、「常に問題意識をもち現場レベルで活躍できる実学、同時にグローバル社会で生き抜く国際性・開放性を身につけた人材を育成してきた本学が蓄積してきた知見を社会に還元し、参加者の個性をどのように引き出していくか議論を進め、学びを深めていきたい」とあいさつがありました。
初回の講師、東京中小企業投資育成株式会社代表取締役社長 望月晴文氏からは、中小企業政策のこれまでを振り返ったうえで、日本経済成長のエンジンである中小企業がそのDNAを守るために取るべき施策や活用できる制度が説明されました。
第2回以降は、経営者に必要な素質やマインドセット、立地に恵まれずとも世界を相手に競争するための戦略、徹底的なデータ分析に依拠してコロナ禍を逆手にとった業務改善を行う手法、技術の継承に力を入れ社員と対話しながら新技術の開発へ進むマネジメント論、地域に開かれた社風を構築する人材論など、中小企業が成長へ向けて変化し続けるためのポイントについて、各分野で活躍する経営者から貴重なお話がありました。
最終回では、株式会社浜野製作所代表取締役CEO 浜野慶一氏から、高度人材・メディアの集まる都市の優位性と中小企業ならではのスピード感を生かした、アイデアからイノベーションへとつなげる戦略の立て方や組織構造について講演があり、後半には本学冲永総合研究所客員教授 黒崎誠も交えて、パネルディスカッションを行い、「共創」の経営思想について議論しました。
全回にわたって、講師と参加者間で活発な議論が行われ、中小企業の向かうべき方針や経営者の姿勢、「ものづくり」の現場に寄り沿ったイノベーションの育て方について、講座全体で「共創」の精神に基づき学びを深めました。
