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2021年09月17日

槇村副センター長が菌類写真展で第65回大会特別賞を受賞しました

2021年7月~8月にかけてオンラインでの作品募集が行われた菌類写真展(主催:日本菌学会)にて、帝京大学医真菌研究センター副センター長 槇村浩一が「第65回大会特別賞」を受賞しました。
日本菌学会は、学術講演会の開催や菌類に関する和英文誌の発行などを通して、国内外における菌類専門家との学術交流を行っている機関であり、同写真展は菌類の魅力を広く発信することを目的として、日本全国の菌類関係アマチュア団体との連携のもとで開催されました。

受賞作品の「生チョコレートの花」は、生チョコレートに生えたAspergillus proliferansをデジタル顕微鏡で撮影したもので、応募作品312点の中で「菌学会会長賞」「大会会長賞」と並ぶ上位3作品への選出となりました。

当日の様子01
当日の様子02

撮影者

帝京大学医真菌研究センター副センター長 槇村 浩一

写真解説

妻が生チョコレートを食べようとしていたところ、白く綿飴のような毛羽が見えました。面白い趣向のチョコレートをどのようにして入手したのか尋ねると、昨年私がプレゼントしたものであったことがわかりました。とても物持ちはよいのですが、このような変わったものを贈った覚えはありません。ルーペで観ると分生子頭が見え、ただちに回収しそのままデジタル顕微鏡にて500倍で撮影しました。塩基配列を観ると、Aspergillus proliferansであることが判明し、好稠菌、生チョコレートの花でした。

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