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2021年08月03日

八王子キャンパス本学学生が日本スポーツ産業学会第30回大会アイデアコンペでスポーツ庁長官賞を受賞しました

2021年7月、帝京大学経済学部経営学科教授 川上祐司のゼミに所属する竹下優菜さん(経済学部3年)が、日本スポーツ産業学会が主催するアイデアコンペにおいて、「安心・安全・快適に!『AIロボット』と一緒に盛り上がろう!~近未来型スマートスタジアム化に向けた観戦ソリューションの提案~」というテーマでオンライン発表を行い、スポーツ庁長官賞を受賞しました。
本コンペは、「プロ野球の活性化に向けたアイデア」「ニューノーマル時代の新たなスポーツサービス」をメインテーマとして募集されました。一次審査は学会内の審査委員会にて15件程度選定、二次審査ではスポーツ庁、経済産業省により6件程度選抜と、二次審査まではポスター発表にて審査が行われ、その後の最終審査では6提案が決勝プレゼンテーションを行いました。参加対象は大学生のほか、企業や研究者なども含まれているため、最も優秀なアイデアに贈られるスポーツ庁長官賞(最優秀賞)を学生が受賞することは、快挙と言えます。

竹下さんは、「賞を取ることを目的にしたのではなく、野球観戦が好きな自分が日頃から感じていることを形にして伝えたいという強い思いで取り組みました。球場は、老若男女問わず、人それぞれの楽しみ方ができる場所でありたいとの思いから考察を深めていきました。コンペに応募すること自体が初めての経験であり、何から準備をすればよいか手探り状態でしたが、ゼミの先輩や仲間のサポートを受け、チャレンジ精神を持って取り組んだ結果、提案できたと思っています」と話しました。
プレゼンテーション自体は竹下さん一人で行いましたが、資料作成段階で受けた先輩方の的確な指摘を参考に何度も作り直したり、発表本番の時間配分を工夫したりと、仲間の支えなしでは成し遂げられなかったと竹下さんは感謝を口にしました。最終的には、「課題に対してもがきながら取り組んでいるうちに、自分自身にとって納得できる到達点が見え、自身の成長を感じることができました」と振り返りました。

指導を担当する川上教授は、「ゼミ生には学生だからという観点ではなく、最後までやり切ることを大切にしてもらいたいと常々伝えています。竹下さんは大学2年から指導していますが、テーマに対して粘り強く取り組む姿勢を持つなど、急成長を遂げています。プレゼンテーション当日の審査員からの質問に対して、いかに対応できるかが鍵を握っていましたが、仲間の協力を得て、質疑応答を強化していたため、自信を持って対応することができていました。この結果で満足せずに、引き続き頑張って欲しいです」と期待を寄せていました。

今後も、川上研究室(スポーツマネジメント)および川上ゼミでは、大学として、スポーツ産業の発展に貢献していきたいと考え、活動していきます。

当日の様子01
当日の様子02
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当日の様子05

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