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2021年04月26日

宇都宮キャンパス本学の学生チームが国際イノベーションコンテストの世界大会代表に選抜されました

帝京大学理工学部情報電子工学科教授 蓮田裕一の研究室に所属する学生チームが、2021年4月25日(日)に開催された第12回国際イノベーションコンテスト(iCAN’21)国内予選会において第2位を受賞し、第1位の東北大学とともに世界大会日本代表に選抜されました。
iCAN’21はMEMSデバイスを用いたアプリケーションを提案し、試作した成果を競う国際コンテストで、日本予選会を経て上位チームは世界大会に派遣されます。本チームの研究テーマは「緊急地震速報と連動したコンビニやスーパーにおける店舗商品の落下防止システム」です。地震対策として、地震の検知と同時に新幹線を緊急停止するシステムが開発されていますが、地震による商品の落下、散乱のために休業することもあるコンビニやスーパーなどへの地震対策は交通機関などと比べて進んでいません。国内予選会では緊急地震速報を受信すると同時に棚の上部に設置した商品保護フレームを自動で降下させ、商品を保護するメカトロニクス技術が審査員から絶賛されました。さらに完成度の高さから、商品化をすすめられるなど高い評価を得ました。

世界大会開催は2016年フランス、2017年中国、2018年香港、2019年ドイツと続いていましたが、2020年からの開催国については新型コロナウイルス感染症の影響で未定になっています。
蓮田研究室の今後のメカトロニクス製品の開発と世界大会での活躍が期待されます。
国際イノベーションコンテストのホームページはこちら

メンバー

飯田雅裕さん(情報電子工学科4年)
濱崎圭亮さん(情報電子工学科3年)
ムハマド・シャヒルさん(情報電子工学科2年)
コーチ:蓮田裕一教授

  • MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス:半導体の基板に、機械要素部品のセンサ・アクチュエータ・電子回路などをひとまとめにしたミクロンレベル構造を持つデバイス
当日の様子01
当日の様子02
当日の様子03

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