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2020年06月16日

三竝ゼミがカンボジアの王立プノンペン大学で開催された絆フェスティバルに参加しました

2020年2月、本学経済学部講師 三竝康平のゼミ生およびOB(本学起業サークル「スタートアップ」所属)の学生9人がカンボジア王国のシェムリアップとプノンペンを訪問し、アンコールワットなどの文化遺産への訪問のほか、王立プノンペン大学で開催された絆フェスティバルに参加しました。

絆フェスティバルは、王立プノンペン大学CJCC(Cambodia-Japan Cooperation Center)等が主催するお祭りで、約2万人の来場者が訪れると言われています。フェスティバルでは日本にちなんださまざまな商品を販売するブースが並ぶほか、同時期に本学チアリーディング部BUFFALOSもカンボジアを訪問しており、パフォーマンスを披露しました。

今回、三竝ゼミは、桃山学院大学や株式会社スパイスアップ・アカデミアにご協力をいただき、絆フェスティバルのブースで「焼き鳥串」や「フルーツ飴」の販売体験をしました。これらの販売品目は、学生が王立プノンペン大学のカフェテリア等でカンボジア人学生にインタビュー調査をし、食の好みなどをリサーチしたうえで学生たちで相談し、決定しました。また、販売品の作成にあたっては、学生が現地スーパーで材料を調達し、カンボジアの方々に好まれる味はどのようなものか試行錯誤を繰り返しました。販売ブースのデザインやレイアウトについては、三竝ゼミのアートディレクターを務めるOJAR一級建築士事務所代表 大脇淳一氏が現地で学生指導にあたりました。

販売体験期間中には、日本に興味を持つ多くのカンボジア人が学生の販売ブースを訪れ、手作りした焼き鳥串やフルーツ飴を手に取ってくれました。また、一緒に写真撮影やSNSを交換しながら、国境を越えた心の交流を重ねました。

また、学生たちは、カンボジアの方々に販売した焼き鳥串やフルーツ飴の売り上げの一部で、文房具や縄跳び、サッカーボールやその空気入れなどを購入し、カンボジア・愛センターを訪問しました。カンボジア・愛センターは、経済的理由などさまざまな事情によって学校に行くことができない子どもたちを支援するスクールで、期間中に複数回訪問し、現地の子どもたちと交流を重ねてきました。プレゼントの贈呈のほか、現地の子どもたちに対して、学生が作ったパワーポイントのスライドをもとに、日本を紹介する発表を実施し、その後、プレゼントした縄跳びやボールなどで一緒に遊び、心の交流を深めました。

本取り組みは、これまで座学で培ってきた知識をもとに、カンボジアにおいて、一から商品を企画・開発し、販売体験まで実施するというアクティブ・ラーニングの場で「経営」を実体験させることで、ベンチャー・マインドを醸成し、卒業後の社会人生活において即戦力として活躍することができる人材を育成することを目的としています。実践を通して論理的な思考を身につけながら異文化理解の学習・体験をする、「実学」と「国際性」を体現することができる本取り組みを通して、世界の人びとと心の交流を重ねながら、本学は、これからも卒業後の社会人生活において即戦力として活躍することができる「国際人」の育成に尽力いたします。

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